立ち往生対策 機動力強化!? 12/15 296号
- 公開日
- 2022/12/15
- 更新日
- 2022/12/15
校長室
国土交通省北陸地方整備局は今冬、小型の除雪機を富山河川国道事務所など富山県内の拠点に追加配備することが報道されました。大規模な立ち往生が発生した際、幅の狭い道路では除雪車がすぐに現場に到着出来なかった反省を生かし、小回りのきく除雪機で機動力を高めるそうです。国道で使わない時は、地方自治体に無償で貸し出し、地域の除雪力の向上にも役立てるそうです。
昨年1月の大雪では、小矢部、南砺市境の東海北陸道で約200台の立ち往生が発生しました。あれは、休日の朝だったと思います。私の中学時代の野球部の後輩の武田県議は、立ち往生している車1台1台に声をかけ、おにぎりを配給したと聞いています。なかなか真似のできることではないなと感じ、頭の下がる思いでした。
普段、トラクターやフォークリフトで除雪をする私は、立ち往生する車を眺めながら「こういった幅の狭い除雪機なら道路脇から除雪できるのに。しかし、現場まで行けないしな・・・」と思ったのを覚えています。したがって、小回りのきく除雪機が40台導入されるというニュースは、朗報だと思います。オペレーターの確保が課題かとは思いますが、活躍を期待し立ち往生が発生しないことを祈るばかりです。
一昨年福井県と石川県の県境の芦原地方でのドカ雪で、若者が運転する車が降りしきる雪で動けなくなり、車内に侵入した排気ガスで命を落とされた痛ましい事故はまだ記憶に新しいです。ドカ雪を軽視することなく、備えを万全にして乗り切りたいと思います。