学校日記

子供が家庭を見守る!11/29 284号

公開日
2022/11/29
更新日
2022/11/29

校長室

 我が家には、いまだに2人の息子が小学1年生の時に描いた絵が額に入れて飾ってあります。(右写真 長男作 次男作撮影失敗)2人とも成人し、1人はアパート暮らしで一緒には住んでいません。上手いか下手か関係なく、ただこれらの絵がここで家族のつながりを見守ってくれる気がします。
 こんなふうに、学校で指導された作品が家庭を見守ってくれることがあるような気がします。子供が持ち帰ってきた作品から親が何かを感じます。それは子供の成長かもしれないし、親が知らなかった子供の感性かもしれません。
 私の場合は、中堅教員として職場で多忙を極めていた時に就寝前や出勤前にふと絵を眺めて「わが子はどんな思いでこの絵を描いたんだろう?」と想像するだけで温かい気持ちになったり元気が湧いてきたりしたことを覚えています。
 また、当時私の両親は、それぞれ臓器の大手術を終えたばかりで衰弱が加速していました。その時に小学生の2人の息子は学校から帰宅すると祖父母が作業する畑の仕事を手伝ったりその場所で遊んだりしていました。するとどうでしょう。私の両親はみるみる元気になり若返っていきました。私の父(84歳)にいたっては、現在「在所の3大息災老人」と呼ばれるくらい活動的な毎日を送っています。
 私の場合は、日々「子供が家を守る」を実感していますが、読者の皆さんはいかがでしょうか。