感動を与えてくれた氷見高校野球部!?10/17 第258号
- 公開日
- 2022/10/17
- 更新日
- 2022/10/17
校長室
またまた、野球の話題で申し訳ありません。一昨日より北信越秋季高校野球大会が始まりました。富山県の1位校の氷見高校の応援に長岡市悠久山野球場に出掛けました。富山県の野球関係者や氷見市民が沢山応援に駆けつけていました。
長岡市をゆっくりドライブするのも久しぶりです。大都市でありながら、広大な土地でゆったり感を感じました。また、日本一長い信濃川が中心部を流れ、川幅の広さにも驚かされました。悠久山野球場は、山間部を切り開いた造成地にあり野球場は秋晴れの好天のもと赤とんぼだらけでした。プレーに影響しないかなと思われるぐらいの大量発生でした。
新聞等で試合結果をご存じの方もいらっしゃると思いますが、石川県の遊学館高校を相手に延長11回まで緊迫した投手戦でした。氷見高校エース青野君は、150球以上を一人で投げ抜き、11安打されながらも要所を気力で抑え切りました。今は、先発・中継ぎ・抑えと投手の分業が進む中、大黒柱が一人で投げ抜く姿に大きな感動を覚えました。
もう一つは、延長12回に決勝2ランホームランを放った正水君の飛距離です。私の予測では、推定飛距離115m程の場外ホームランです。(決して狭い球場ではありません!)小柄で細身の高校2年生が放った大放物線に目を疑いました。しかし、彼(左打者)のバット軌道は、今でもはっきり覚えています。真ん中高めの速球を、右肘を上手く畳んでバットのヘッドが立った状態で最短距離で振り抜きました。体全体の力も抜け、軽く振り抜いたように見えました。専門用語でいうと、インサイドアウトのバット軌道です。この技術は、プロの選手も日々練習していますが、なかなか習得できないものです。彼は、この技術をどの年齢でどんな練習で身に付けたのでしょうか。知りたくなってきました。
私の思いは、さておき氷見市民を中心とした観衆は大満足の表情で、悠久山野球場を後にされました。翌日の2回戦は、青野投手の連投が出来ず、敗戦となりましたが高校生の気迫溢れるプレーに感動と勇気をもらいました。