スマホが使えない!? 7月4日 第216号
- 公開日
- 2022/07/04
- 更新日
- 2022/07/04
校長室
この週末に某通信会社に不具合が発生して2日間スマホが使えないという事態になりました。テレビを見ていますと、「消防車や救急車の出動要請が出来なかった」「知り合いとイベント会場に出かけたのだが、待ち合わせ場所の連絡が取れなかった」「一部の金融機関のATMが使えなかった」「キャッシュレス決済に慣れているので、現金の持ち合わせがなく困った」「新幹線などの乗り物の予約が取れなかった」等々・・きりがないほど生活に支障が出たことが報道されていました。
11年前の東日本大震災の時に、知り合いの安否を確認するためにスマホで連絡を取ろうと繰り返し試みたのですが、つながったのが1週間後でした。
今の生活で、通信手段としてのスマホ、光熱関係としての電気はあって当たり前なのですが、もし使えなかったらということも考えておく必要があると思います。昨日のテレビ番組では、田舎の年老いた両親の安否を確認するのに、田舎には固定電話があったことを思い出したと伝えていました。
3年前に市内中学校に勤務していた時に、休日に校舎内にエアコン設置工事が入りました。1日電気が使えないのに、教頭の私は留守番をしなければならないという事態になりました。
ぼーっとしているのももったいので、ノートパソコンで仕事をしたいと考えたときに電気をどうするかという問題に直面しました。発電機を借りることも考えたのですが、自家用車がハイブリッドカーであり、インバーター(交流電源コンセント)が付いていることを思い出しました。そこから8時間ノートパソコンを使用する分の電気を調達しました。この間電池(ハイブリッドカー用大型電池)が不足して、ガソリンエンジンを回して充電する状況にもならなかったことに驚きました。我が家で停電が起こった時に、電球を点けるくらいの電源は確保できるなと思いました。
我が家には、暖をとるためのファンヒーターが数多くありますが、私は一つだけ達磨ストーブを日常的に使うことにしています。停電をした時や屋外の電気のない場所で暖を取るためです。
2学期の避難訓練では、停電により電話や放送が使えない想定の避難訓練を実施したいと考えています。「備えあれば憂いなし」の諺の如くスマホや電気が使えない時の緊急対応を考えておきたいものです。