将来の日本の農業!? 6月9日 第200号
- 公開日
- 2022/06/09
- 更新日
- 2022/06/09
校長室
5年生で米作りの作業工程について学習していました。そんな中でカントリーエレベータの役割について子供たちが考えていました。私は、授業を見ながらこんなことを心の中でつぶやいていました。カントリーエレベータのない時代は、各家庭で乾燥・うす擦り・袋詰め作業を行っていました。これらの作業をすべてカントリーエレベータで行うことになります。しかし、米のブランド価値(我が家でしたら福光米)を高めるために、乾燥の方法等を均一にするのにカントリーエレベータは、大きな役割を担うことになりました。しかし、国内の米の需要は激減しており、供給過多・価格暴落の状態が続いております。過剰米を家畜の飼料に回そうという動きも出ています。
一方で最近、たまねぎの価格の高騰が続いています。理由を調べてみますと・去年の夏北海道が猛暑で玉ねぎが不作・本州も天候不良で玉ねぎが不作。特に佐賀では、1,2月に雨が少なかったので玉ねぎの成長が遅れる。・中国上海がロックダウンで中国産玉ねぎが不足。だそうです。ということは、価格高騰分は生産者に利益がまわっているわけではないようです。
農業は、天候や世界情勢に大きく左右されます。子供たちと楽しく将来の農業が語れるようになったらいいなと思っています。