定期考査 最終日 no.940
- 公開日
- 2025/02/25
- 更新日
- 2025/02/25
校長室より
本日は1、2年生の学期末考査の3日目(最終日)
出中生はそれぞれの問題に取り組んでいます
果たして定期考査は、何のためにあるのでしょう?
「ただの苦行じゃないかぁ」、「どうせ忘れるのに、なぜ勉強しなきゃいけないの?」等と、感じる出中生がいるかもしれません
中高生の頃のわたしはそうだったかも・・・
歳をとって分かったことは、定期考査には大きな意味があるということです
テスト全般に言えることでしょうが、決して「できる」「できない」をはっきりさせるためだけのものではありません
前回のテストと比べて、「自分がどれほど成長したのか」を知る機会です
がんばって、結果が良くなれば、それは自身の成長の証です
思ったように結果が出なかったときは、「次はどうすればいいか」を考えるきっかけとなります
また、テスト勉強をすると、「あれ? ここは、よく分かっていなかった」と気付くことがあります
この「気付き」もとても大切です
授業だけではなく、テスト勉強を通して、知識が曖昧な部分が整理され、確かなものになる瞬間です
これは、授業を受けるだけでは得られないことでしょう
「将来こんな勉強、使わないし・・・」と思う出中生がいるかもしれません
定期考査に取り組むことで得られるのは知識だけではありません
計画を立てる力、効率よく学ぶ力、努力する力、そして何より自分に合った学び方を見つけられます
これらは、将来仕事に就いたり、夢を追いかけたりするときにも役立つスキルでしょう
人は「できた!」という達成感を感じることで、自信がつきます
テスト勉強を頑張って、少しでも点数が上がったり、前回より理解できたりすると、自分も「やればできる!」という実感が湧いてきます
成長の証と先に書きましたが、小さな成功体験の積み重ねがあることで、大きな目標に挑戦できるようになるでしょう
テストは、単なる苦しいイベントではありません
「自分の成長を確かめるチャンス」です
思うような結果がでないこともあるかもしれませんが、それも大切な経験です
大事なのは、その現実を踏まえて、未来に向けて自分がどのように進むかです
定期考査を「成長のきっかけ」に変えて、一歩ずつ前進できればと、問題に取り組む出中生を観ながらわたしは思うのでした