テクノロジー no.787
- 公開日
- 2024/06/26
- 更新日
- 2024/06/26
校長室より
※ABEMA TV 画面より
サッカーのUEFAユーロ2024ドイツ大会が6/14〜7/14の日程で開催されています
週末にまとめてパラパラとまとめ視聴しているのですが、サッカー界には審判の判定補助として様々なテクノロジーが導入されています
VAR(ビデオアシスタントレフェリー)はそのひとつです
日本時間6/23(日)am4:00にケルン・スタジアムで、グループE第2節のベルギー対ルーマニアのゲームがありました
ベルギーが前半1点を先制し、1−0で後半が始まります
後半開始約18分頃に、ベルギーのデ・ブライネ選手からの芸術的スルー・パスを受けたルカク選手がゴールネットを揺らします
しかし、VARによりオフサイドと判定され、ノーゴールとなります
LIVEで観ていましたが、カメラの画角もあるのか肉眼ではオフサイドに見えません
しかし、VARの映像では、ルーマニアのドラグシン選手よりも、ベルギーのルカク選手の足がほんの少し前に出ているのでした(下の画像)
ルーマニアはこの判定に救われ、ベルギーはこの判定でがっかりです
ただし、結局、後半にベルギーが1点を追加し、2−0でこの試合に勝利しますが・・・
サッカーのワールドカップカタール2022で、あのスペインに2-1で逆転勝利を果たし、世界に衝撃を与えたサッカー日本代表
その逆転劇で話題となったのが三笘薫選手のライン上ギリギリのアシスト
いわゆる「三笘の1ミリ」
これも、VARの判定でした
正確に判定されることはメリットですが、ゲームの流れが止まることなど、デメリットもあります
審判の判定も含めてサッカーだと言った人がかつていました
他の競技でも同じようなことがありますね
これは、スポーツだけの話ではありません
わたしも使うメールやメッセージ等はとても便利です
しかし、そのデメリットもあります
NHKの大河ドラマ「光る君へ」で主人公のまひろ(後の紫式部)が、藤原道真の筆跡を感じるシーン、またその逆パターンが何度かありました
これは、メールなどでは感じられないものであり、手紙のやり取りの中、その筆跡で相手のことを感じたことを思い出します
だからどうということもないのですが、それぞれのメリット、デメリットを理解したうえで、適切に使うことが大切だと思うのでした
これは、学校での授業においてどのような学習を展開するのかにも通じます
授業では1人1台端末の活用が日常的となっていますが、出中生の未来を見据えて、今どのような力を育成するのかを共有し、その活用に関するメリット、デメリットを理解して指導に当たることを、忘れてはいけないと考えています