ものをみる視点 no.762
- 公開日
- 2024/05/21
- 更新日
- 2024/05/21
校長室より
今週の、校長室の机上の花は、上の1枚目の写真のマーガレット、ガーベラ
花というと、多くの場合このようなものを連想します
花といってもマツやスギのように、花びら(花弁)をもたない花があります
また、そもそも花を咲かせない植物もいます
ちょうど植物の学習をしている1年生が、理科室で顕微鏡をのぞいていました ※正確には双眼実態顕微鏡(立体的に観察できます)
花を咲かせない植物がなかまを増やすための仕組みの学習中です
イヌワラビの葉の裏にある胞子のうが胞子を飛ばす様子の観察です
顕微鏡を使ってものを観ると、胞子のうのカタチがよく分かります
○○さんは「キャビアのようだ!」と、何とも面白い表現でその様子を教えてくれました
その後、理科室を出たのですが、胞子のうがはじけて、胞子が飛び出す様子を観られたでしょうか
自分の知識だけでは思いもよらないことは身の回りにたくさんあります
これは死ぬまでずっとそうでしょう
だからこそ学びがおもしろくあり、必要であり、そして、それは中学生に限ったことではなく、我々おとなもでしょう
植物といった具体物だけでなく、身の回りのものすべてについて考えるとき、「どのようにものをみるか」の視点を意識したいと思っています
「ものをみる」ことで情報を収集し、反応を考え・判断し行動する
その結果を「みる」ことで、次の行動が生まれる
勇気をもって一歩踏み出すことも、ただやみくもに踏み出すことが勇気なわけではなく、よく「ものをみる」ことがあっての行動で、自分のよりよい未来へつながるとわたしは考えます
「みる」ということは、単に光の刺激を眼球内の網膜で受け、視神経を通して脳細胞で処理されるということではないとわたしは考えます