check! no.743
- 公開日
- 2024/04/18
- 更新日
- 2024/04/18
校長室より
朝から3年生は、令和6年度全国学力・学習状況調査に取り組んでいます
2年生と、調査を終えた3年生の一部は、歯科検診を受けます
どちらも目的があって行っているものです
全国学力・学習状況調査の目的は次の通りです(マニュアルより)
「義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から、全国的な生徒の学力や学習状況を把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図るとともに、学校における生徒への学習指導の充実や学習状況の改善等に役立てる。さらに、そのような取組を通じて、教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する。」
短くすると、義務教育の機会均等とその水準を維持向上するためであり、学習のみならず教育に関する検証改善サイクルを確立するということでしょう
決して都道府県の結果ランキング作成のためでも、市町村別ランキング作成のためでもありません
自校が義務教育のねらいを達成しているかの確認であり、他との比較ではなく、過去の自校との比較(自校の取組の成果の確認、課題の改善のため)だとわたしは考えます
そのために正しい結果が必要ですから、実施にあたって全国共通のマニュアルが存在します
調査責任者である校長と、調査を担当する教師が熟読するよう文部科学省から指示されているマニュアルは99ページ
教室監督者等マニュアルは41ページ
実施にあたり、手順等に間違い等がないように細心の注意を払います
そして、歯科検診は健康診断の一種であり、治療を要する部分があれば改善するためです
正しく検診できるよう、受診前の注意事項が大きく掲示され、生徒は待つ間にそれを熟読します
また、校医の先生は部位を正しく目視するために専用の器具を用いて検診されています
プロフェッショナルとしての準備がいろいろなところで見られます
それだけ、正しい結果を出すために専門家であっても注意が必要であるということです
どちらも細心の注意が払われてのチェックであり、出た結果は事実として貴重な意味をもちます
その結果を未来へどう活かすかが重要であり、それをどのようにするかを決めるのは自分自身でしょう
むし歯は自然治癒しませんから、放っておいてよいことはないのです
教育も未来の自分のために今やれることを本気・根気・元気に取り組むことであり、その中には勇気が必要なこともあるでしょう
一歩踏み出すことで、自分でも気づかなかった自分と出会えることもあるなど、自分自身の言動が未来の自分に影響を与えるのです
先日、拾ってきたサクラの花びら
どうなったかチェックしてみたら、保存が悪く干からびていました
何の処理をすることもなく放っておいた結果がこれです
瓶か何かに、油か薬剤で封入すればよかったかなと今は反省中です
校長室まで持ってきたときはまだまだその色と形をとどめていたのですが・・・