しゅりょう式 no.724
- 公開日
- 2024/03/22
- 更新日
- 2024/03/22
校長室より
しみじみと日本語は不思議な言語だと感じます
ひらがな、漢字、カタカナ、時にはローマ字も使いながら、他言語とは違い、主語が省略されていてもその意味が通じます
敬語という表現があったり、同音異義語が多かったり
本日は「しゅうりょう」式
終了の「終」は、象形文字であり、「終わり」を意味する言葉(糸の両端を結ぶ)です
また、「了」の意味は「くるめる」であり、やはり「終わり」を意味します
令和5年度の終わりの式ですから「終了」でもよさそうですが、本日行ったのは「修了式」
「終了」は、「対象が限定されていない」のですが、「修了」は、「学業などである程度の課程を終える」という意味があります
だから、学校において、1年間の学業を修めたことを認める式なのです
「修了」の「修」も象形文字であり、「洗い清める」とか「豊かな髪」の形を示し、「おさめる」「まなぶ」等の意味があります
出中生のこの1年間の学びは一人一人違うでしょう
それぞれに自分はどうだったのかを、じっくり振り返ってみましょう
そして、最終的に自分自身が自分の未来をつくります
自分の1年間の成長を実感すること
改善点を具体的にイメージし、さっそく行動に移すこと
そんな未来に歩く出中生を、多くの人が支えてくれます
「歩」は「少し止まる」
一歩、一歩
新年度に向けてそれぞれの準備を進めましょう
わたしはそうします