「石動」「常陸」 no.711
- 公開日
- 2024/03/05
- 更新日
- 2024/03/08
校長室より
数日前、茨城県の悩みが話題になっていました
それは、「常陸牛」「常陸乃国いせ海老」等、茨城県が「常陸○○」と名付けた地元食材のブランド化を進めるにあたって、想定しなかった課題が判明したというものです
それは、「常陸」の読み方です
どうも、「常陸」を読めない若者が多いのではないかという話になり、まさかそんなことはないだろうとネットで調査した結果、全国20〜30代の約半数程度が読めなかったのです
出町中学校ではどうか、聞き取り調査を実施しました
調査数は出中生5名、教職員5名の計10名です
※少なくてすみません
調査方法は、廊下で出会った人に突然質問する形式でした
ちなみに、調査は2問で、最初は「石動」の読みを問い、その次に「常陸」の読みを問いました
「いするぎ」正答者10名(正答率100%)
「ひたち」正答者3名(出中生0名 教職員3名)(正答率30%)
おそらく、茨城県で調査すると、この逆の結果になり、北海道や九州四国あたりで調査すると、「石動」も「常陸」も正答率は落ちると予想されます
富山県民だから「石動」は読めるのでしょう
※「常陸」を読めた教職員の一人は関東出身で、来県したころは「石動」を読めなかったそうです
※ちなみにわたしは石動中学校の卒業生です
言葉は時代や場所によって独特です
方言もそのひとつです
それはそれで味があってよいと思うのですが、日本に住む者同士の円滑なコミュニケーションに、正しい日本語は重要でしょう
今日も本気で国語の学習に取り組む出中生の姿があります
※そのほかの学習も、「本気」「根気」「元気」です
昨日の読書の話と関連しますが、多くの言葉をインプットし、それを思い通りに操ることができるということは、表現のバリエーションが増えることとなります
また、読み解く力も付くと思います
そんな力に、わたしはとても憧れます
さて、出中生は学びの先にある未来を、どのようにみているのでしょう