月 その2 no.689
- 公開日
- 2024/01/31
- 更新日
- 2024/02/01
校長室より
今日は1月最後の日
時の進むのは早いもので、もう晦日です
「みそか」「つごもり」「かいじつ」
読み方はいろいろですが、太陰太陽暦の暦法である中国暦からきて、和暦の毎月の最終日のことを指します
月相を表す言葉に由来し、「朔」は月が現れること、「晦」は月が隠れることを意味します
定義として、晦日は翌月の朔日の前日とも言えますね
「みそか」とは本来、30日の古い表現ですが、31日であろうと29、28日であろうと、月の最終日を指します(※1年で最後の晦日、つまり1年最後の日を「大晦日(おおみそか、おおつごもり)」と言いますね)
ちなみに、昔から人々の興味を引く月には、月齢やその見え方により様々な呼び名があります
・朔(さく)、新月
・既朔(きさく)、繊月(せんげつ)、二日月
・三日月、眉月、若月、初月、虚月、蛾眉、月の剣
・上弦の月、弓張月、恒月、半月、破鏡
・十三夜
・小望月、幾望
・十五夜、望、満月、望月、三五月、名月、天満月
・十六夜(いざよい)、既望、不知夜月
・立待月
・居待月、座待月月
・寝待月、臥待月
・更待月
・下弦の月
・有明月
・晦(つごもり)、三十日月(みそかづき)
朔(さく)とは、月と太陽の視黄経が等しくなることであり、今では新月(しんげつ)と同義です
月と太陽が、地球から見て同じ方向に見えるために、太陽光で照らされた月面が地球からほとんど見えません
しかし、月と太陽が重なることで日食が起こることがあり、皆既日食や金環日食時に新月の輪郭を見ることができます
朔の瞬間を含む日を朔日と呼び、陰暦では、朔日を月の始まる日「1日」としています
月の始まりなので「月立ち(つきたち)」が転じて「ついたち」と言い、朔日を「ついたち」と訓読みし、「朔」だけでも「ついたち」と読むようになったようです
だから、今の暦でも「1日」と書いて、「ついたち」と読むわけです
世の中の何事においても、知れば知るほどおもしろく、知れば知るほど知らないことが増えていくように感じるから不思議です
学問とは、そういうものだろうなと思います
主体的に学ぶことは、おもしろいのです
学問だけでなく、何事においても周りから強制されることには反発心や拒否感が生じやすいですが、自分の中から出たもの、自分で決めたこと等は、本気・根気・元気に取り組めるのではないでしょうか
だからこそ、未来のために、自分で考え一歩を踏み出すことがとても大切だとわたしは考えています
明日は県内外私立高校の一般入試
出中3年生の進路のことや、出中生や教職員全般のことで頭がパンパンですが、電源が復活して再び地上と通信できるようになったSLIMについては興味津々です
SLIM関係リンク
https://www.jaxa.jp/projects/sas/slim/index_j.html
https://www.isas.jaxa.jp/missions/spacecraft/current/slim.html