見えるno.660
- 公開日
- 2023/12/14
- 更新日
- 2023/12/15
校長室より
朝の空
朝日に照らされて、雲が美しく感じられます
今日もよい1日かな
ここで理科教師のサガが発動します
あれは「高積雲か?」「巻積雲か?」
高積雲は「ひつじ雲」等とも呼ばれ、発生する場所が低く厚い雲
巻積雲は「うろこ雲」「いわし雲」等とも呼ばれ、上空の高いところにある薄めの雲
両方とも層雲とは違い、ある程度の厚さがありますから、今朝のように塊が見られます
発生する高さが違うので地上からの距離が異なり、その見かけの大きさで判断できます
わたしはいまだに怪しいですが・・・
一般的には、手を伸ばして、小指または人差し指を1本立て、雲の塊が小指に隠れた場合は、上空の高いところにできる巻積雲の可能性が大
雲の塊が人差し指からはみ出してしまうようであれば、高積雲の可能性が大
微妙な話ではあります
無数の塊が生じるのは、空の上の方で温度勾配が大きいなどの要因で起こるようで、ベナール対流と呼ばれる穏やかな細胞状対流の集団です
空気は透明で見えません
温度を変化させる熱も見えません
だけど、雲の流れや雲の形で、空気の流れや空気の温度を知ることはできます
人の心も似ています
心は見えません
だけど、その言動から、心を少しは知ることができます
昨日、1年生のある学級がみんなでアップルパイをつくりました
そのお裾分けを職員室へもってきてくれました
彼らの心を感じられます
わたしのところへ持ってくる前に、○○先生へもっていくこと
わたしは1種類のパイをいただきましたが、△△先生は2種類のパイをいただいたこと
変な意味ではなく、それぞれに素直な心が表出していると思います
決して悲しんだり、怒ったりしているわけではありませんよ
わざわざ届けてくれたことがうれしいのです
○○先生や△△先生と違っていて当然だとも思っています
朝の雲は午前のうちにその姿を全然違うものに変えていました
おもしろいものです