中庭

学校日記 school diary

しょうがつことはじめno.659

公開日
2023/12/13
更新日
2023/12/13

校長室より

師走も中旬
今年の漢字が「税」と発表されるなど、2023年も終わりに近づいています
学校も学期末の業務等が一層慌ただしくなり、まさしく「師走」状態です

そして、気付くと本日はもう「正月事始め」です
新年の準備を整え始める日とされています
「正月迎え」「ことはじめ」「ええことはじめ」「まつならし」等、地域によってその呼び名が違うことも興味深いものです

古代中国の暦作成に用いられた「二十八宿」の、28日毎に訪れる吉日「鬼宿日」が旧暦の12月13日だったことが由来のようです。
「鬼宿日」は鬼が宿に居てその日は外出しないため、婚礼関連以外のすべての行事を始めるのに良い日とされていたようです
そのため、この日から新年の準備を開始する慣習が江戸時代から定着します
1872年に旧暦が新暦に切り替わっても、「12月13日は正月事始め」の慣習が残ったようです

ちなみに、新年の準備は12月13日から始め、遅くとも28日までには終えるのが基本です
29日は「二重苦」に通じますし、31日の準備は「一夜飾り」となり、適当で心がこもっておらず、年神様に失礼にあたるとされるからです

寺社仏閣では、煤払いや松迎えの行事を執り行なうところがあります
さて、出町中学校では何から始めましょうか・・・
師走の忙しさを理由にして先送りせず、今日から準備を始め、福をもたらす年神様はもちろん、出中に関わる全ての方々や、家族が心豊かによりよい新年を迎えられるようにしたいと思います

とりあえず、校長室に2024年のカレンダーをかけてみました
当然、まだ表紙はめくっていません