暦 no.645
- 公開日
- 2023/11/22
- 更新日
- 2023/11/22
校長室より
本日は24節気の「小雪」
雪が降りはじめる頃
と言いつつも、まだ積もるほど降る訳ではないので、「小の雪」です
立山の雄山山頂付近では結構な積雪が見られます(上写真1段目)
※JRQV9ライブカメラ画像より
室堂平もです(上写真2段目)
※立山黒部アルペンルート 立山室堂平ライブカメラより
また、今日から初候の「虹蔵不見(にじかくれてみえず)」です
冬型の気圧配置になることが多くなり、曇り空が多くなる頃
太陽高度は低くなり、陽射しは弱く感じ、虹が出ることが少なくなります
例え虹が出たとしても、夏の空のようなくっきりとした虹ではなく、ぼんやりとした虹で、短時間で消えてしまうことが多くなりますから、「にじかくれてみえず」なのでしょう
そして、明日は勤労感謝の日で祝日です
1年で最後の祝日となります
「勤労をたっとび、生産を祝い、国民がたがいに感謝しあう」がその趣旨だと、国民の祝日に関する法律(祝日法、昭和23年法律第178号)第2条に明記されています
日本では古くから、天皇が新穀などの収穫物を神々に供えて感謝し、自らも食する祭事である「新嘗祭」が行われてきました
その日は、1872年までは旧暦11月2回目の卯の日でした
1873年に大陽暦が導入され、旧暦11月2回目の卯の日は新暦では、翌年1月になってしまい都合が悪く、たまたまこの年の11月2回目の卯の日だった11月23日にしたようです
様々なものには訳、理由、根拠があります
季節の移ろいを感じつつ、明日は特に、多くの人と互いに感謝し合いたいと思います