メリハリ no.590
- 公開日
- 2023/09/01
- 更新日
- 2023/09/04
校長室より
今週は月曜日から全校登校日で出中生の多くが登校しています
金曜日の2学期スタートですから、もしかしたら「登校5日目にしてスタートの式か・・・」と感じた人もいたと思います
わたしは4日間の全校登校日はスタートにあたっての「慣らし」と捉えています
運動会が明日控えているという事情もありましたが、自然界は突然の変化への対応はあまり得意ではありません
だから、「徐々に」「段々と」いった、流れは心身への負荷を軽減する上で重要だと思います
物理分野で言えば、「慣性の法則」です
ニュートンが整理した運動の第1法則であり「すべての物体は、外部から力を加えられない限り、静止している物体は静止状態を続け、運動している物体は等速直線運動を続ける」というものです
中学校理科で学習します
鉄道車両や自動車が急加速したり、急停止すると、乗っている人に負担がかかることと同様です
また話が脱線しましたが、9月1日が正式な2学期のスタートであり、様々なモノ・コトの節目になればと考えます
始業式では、校長の話として次のようなことを出中生に伝えました
・1学期終業式で伝えた「命」「健康第一」で自分の未来のための夏休みとなったか?
・その成果を何かの形で伝えてもらえることはうれしい
・わたしは、みなさんの本気・根気・元気な姿を見たり、聞いたりした
・あまりよくない夏休みだったと感じるならば、(1)人生は、いつもよいことばかりではないが、いつまでもそれは続かない、(2)思い通りにならなかったことがあっても、それを未来につなげればよい、と考えてはどうか?
・どのように未来につなげるかは、○○○○(非公開)
・自分の中で変化が起き、続けることでその変化は大きくなるはず
・今、不安なこと、困ったことがあれば、伝えやすい人に伝えてほしい
・吐き出すことで、心はちょっぴり軽くなる
・または2年生の○○さんの意見発表作文にヒントがあるので紹介する
※○○さんの作文(抜粋)を紹介
・「笑顔」それは「元気」の源
・「笑顔」をつくることで「元気」になるという、脳科学の研究もある
・これも心をちょっぴり軽くする方法のひとつ
・生徒会執行部、団役員を中心に3年生、そして1、2年生は、運動会に向けてよくやっている
・明日の運動会を楽しみにしている
以上のような内容でした
言葉を発することで、その言葉はわたし自身に向けてのメッセージともなります
伝える言葉を考えながら、言いながら、その内容を自分自身もかみしめます
若かりし頃、担当していた学年の廊下に「メリハリ」と揮毫して掲示していたことを思い出しました
今にして思えば、あれも自分自身に伝えていたメッセージだったような気がします
出中生はどのように受け取ってくれたでしょうか?