準備 no.576
- 公開日
- 2023/08/08
- 更新日
- 2023/08/08
校長室より
図書室がいつもと違う状況となっています
出中生のがんばりを示す優勝旗も並んでいます
これは明日の職員室、校長室のカーペット清掃に備えて、作業に支障のあるものが移動されたためです
そのため、校長室もいつもとは違う状況となっており、がら〜んとしています
夏季休業中は、日常の学校教育が展開されているときに、安全面等を配慮してできないことができる期間です
日常を大切にするために、今の時間を使っています
そして、今日はその作業の準備のための作業を朝、教職員で実施しました
当たり前のような日常を過ごすために、計画的に誰かがどこかで活動していることは世の中にたくさんあります
高温が続く状況の中で、道路工事やビルの建設工事など、屋外で働いている方々の姿を目にします
熱中症対策を取りながら作業をしておられる姿に、頭が下がります
学校では生徒の命を最優先とし、暑さ指数を基に諸活動について配慮したり、整備された空調施設を有効に活用したりしながら教育活動を進めています
新型コロナウイルス感染症が広がり始めた時と、今の酷暑の対応が重なることがあります
全国の多くの学校が突然休校となったあのときから、子供たちの命を守るために現場の教職員は自分たちのできることを精一杯やろうと、手探り状態が続きました
緊急時に、命の危険にかかわることであれば躊躇なくやめること、止(と)めることは大切です
かといって、何でもかんでもすぐに中止することについて、わたしは考えます
コロナ禍を通して、ある程度の経験を教育現場は積んだはずですから、できることがあるのでは・・・?
そんなことをがらんとした校長室で、運動会の団活動の準備のために登校した3年生団役員たちの活動の声を聞きながら思うのです
本校は、災害時の避難所になっています
電力が喪失して、空調が使えない酷暑の状態で、いかに熱中症を防ぐか?
高齢者のみならず小さい子供は体温調整は元気なおとなより苦手ですから、一層留意しなければなりません
熱中症予防として空調を使うよう、メディアなどでは繰り返し伝えていますが、こまめな水分補給や塩分補給に加え、電力喪失を想定して何ができるのか?
そのことについて、暑さ指数が基準値を超えたら活動を中止するといった対応と並行してシミュレーションしておく必要があると考えます
暑さに対して、ある程度は耐性のある心身の育成についても検討したいと思うのです
市内小中学校のみならず、地区や県の教育関係者が知恵を出し合い連携し対応していきたいです