中庭

学校日記 school diary

音を楽しむ no.571

公開日
2023/07/31
更新日
2023/08/01

校長室より

ヘッドホンで没入して音楽を聴く
スピーカーから大音量を出して音楽を聴く
ライヴDVDを観ながら音楽を聴く
どれも好きなのですが、やはりLIVE会場でその音の中に身を置いて、音楽を聴くことが、わたしは一番好きです

音楽は「音を楽しむ」であり、音を感知するのは聴覚ですが、音楽は耳だけで聴いているわけではない気がします
音を身体全体で感じ取るという表現が近いでしょうか

音楽療法に関連して、音楽が身体に何らかの刺激や影響をもたらす働きがあると述べる学者・医師がいます
1967年と1969年に来日し、日本に初めて音楽療法の基礎と方法を伝えたジュリエット・アルバン氏は、その著書「音楽療法」(桜林仁・貫行子訳 (1969)音楽之友社)の中で次のように述べています
「人間の身体は、音楽に敏感なリズム楽器であると同時に、共鳴する楽器として考えることができる。人間が発明した楽器は、本質的に、人間自身の身体の延長であり、人間の身体的衝撃によって活性化される。人間の身体とその楽器は不可分の存在であり、歌ったり楽器を演奏したりすることは、身体的過程なのである。」
最近の研究では音楽を聴いて起こる身体の変化を測定できる高感度センサーが開発され、どうやら感情とは関係なく、音楽は身体の各部にストレートに影響を与えることが分かってきているようです
※このあたりはまだまだ不勉強なので、もう少し勉強します

とにもかくにも、音楽はその場に身を置くと一層「何か」を感じます

昨日は砺波市文化会館とアイザック小杉文化ホールラポールをはしごして、出中生の奏でる音楽の空間に身を置きました
吹奏楽部も、合唱部も、日頃の練習の成果を出し切った演奏だったと感じます
日頃を知る身内感覚もわたしの身体の中にあるためか、一層彼らの演奏に心が動かされます

音楽のコンテスト、コンクールは周りとの勝負というより、いかにその楽曲の世界を、自分たちの音楽として演奏しきれるかだとわたしは思っています(※わたしは完全な素人です)
今回の中部日本吹奏楽コンクール県大会も、全日本合唱コンクール県大会も、出中生は家族や地域、指導者等への感謝を胸に、精いっぱい自分たちの力を出し切れたと思うのです
わたしの心は、大きく動かされました

誠に音楽は不思議です
そのことをあらためて出中生に感じさせてもらいました
ありがとう

そして、本大会、支部大会でも自分たちの伝えたいことを自分たちの方法で精一杯伝えてほしいと思います
応援しています

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