おとなの役割 no.500
- 公開日
- 2023/04/16
- 更新日
- 2023/04/16
校長室より
令和5年度1回目の授業参観を実施しました
多くの方々に参観いただければと1回目は日曜日に実施しています
※本日お仕事の方や、都合が悪かった方には申し訳ありません
今回の参観は、学級担任が授業を公開することを原則としています
担任の顔を知っていただくことはもちろん、授業の姿から少しでも相談しやすくなればと考えています
本日の創校記念式で講演された宮脇教授のお話の中にも、「困ったときは口に出す」という内容がありました
これは本校職員や出中生にも伝えているメッセージであり、困ったら声に出すことで、周りが必ず助けてくれるということなのです
宮脇教授は、「わらしべ長者状態」と表現されましたが、困ったと口に出すと、周りの人が「それならこうしたらどうか」とか「そのことは○○さんに尋ねてみてどうか」とか、「ならば□□さんを紹介しよう」とか、解決に向けてことが進むということなのです
わたしも、今までの人生の中でこのことは実感しています
自分一人では到底できなかったことが、多くの方々の支えで達成することは多かったのです
わたしの場合は、ほぼすべてがそうかもしれません
毎日がみなさんのおかげです
保護者の皆様も、「困った」と感じられることがあれば、ぜひご相談ください
出中生にも伝えていますが、相手は誰でもよいです
必ず担任でなければならないということはありません
相談しやすい人にしていただければと思います
内容によっては、別の誰かをご紹介することもあります
昔から「困ったときはお互いさま」という言葉が日本にあります
そうやって我々の先祖はいろいろなものを守ってきてくれているのだと感じます
よりよくなりたいとすべての出中生が願っていることを信じ、その願いが叶うように支援することが大人の務めだとわたしは思っています
入学式の式辞の中でも述べましたが、学校教育だけでは背負いきれないものも多々あります
家庭や地域の皆様との連携が一層必要になっている時代です
出町中学校の子供たちが、心豊かに成長できるように、温かく見守っていただければと思っています
改めて、今後ともよろしくお願い申し上げます