見た目 no.463
- 公開日
- 2023/02/22
- 更新日
- 2023/02/22
校長室より
昨日、上野動物園のシャンシャンが中国に返還されるために、日本を出発しました
朝、動物園を出発する輸送トラックを大勢の人が見送る映像がニュースで流れているのを観ました
動物園の出口周辺には、シャンシャンを見送ろうと150人以上の見物客が集まったそうです
小学生の頃に近所の駄菓子屋に「これなんだ「パンだ」」という、こてこてなネーミングのパンダ型のパンがあり、その味にはまっていたこと以外、個人的にパンダに関してそれほど興味がないわたしであることを再認識しました
ただ、あの愛くるしい姿と動きに魅力を感じる人の気持ちは理解できます
あの白黒の模様のおかげでパンダは得だと思うこともあります
それに引き換え、黒一色のカラスはその鳴き声と行動によって、あまりよろしいイメージがありません
直接現地で見たわけではないですが、ハイエナもその姿と生態で損しているように感じます
損と言っても、彼らには何の関係もない人間からの印象ですから、何の問題もないでしょう
上の写真は、パンダの白黒を修正してみたものです
2枚を比べて、それぞれの印象はいかがですか
また、上の写真2、3段目は、アルビノ(先天的メラニン欠乏の遺伝子疾患がある個体)の黒くないカラスが以前にTwitterで話題になったものです
彼らの印象はいかがですか
やはり、人間は「見た目(印象)」に影響されるようです
これは生き延びるために我々のDNAに刻み込まれているものかもしれません
われわれ人間に対してもそうです
「人は見た目ではない」と言いますし、そう思いますが、「見た目(印象)」で相手の感情が影響されることがあります
だから、営業や接客に携わる方々は服装・髪型等に気を配ります
受験生もその部類に入るでしょうか
見た目だけでなく言動も含めて、自分自身がどうかチェックすることは社会で生きていく上で重要でしょう
そういえばかつて、お師匠様と仰ぐ大先生に、「廣瀬はよく付き合うとそのよさが分かるのだがなぁ・・・」と言われたことが印象に残っています
「え?!」と、その時思ったのですが、問い返してその真意を確かめることができず、今に至っています
確かに今までの人生で思い当たる節もありますし、「よく付き合っても、私によさなんてないのに」と自己肯定感の低いわたしは思うのですが・・・
それにしてもお師匠様の言いたかったことは何だったのでしょう・・・
頭部から黒を修正したシャンシャンを観ながらそのことを思います
パンダ・グッズをもっている人はいないか、朝始業前の校内を少し探してみましたがわたしは見つけられませんでした
見つけたのは、某有名ウサギ・キャラクターで、友人からのプレゼントだそうです
※本人の許可を得て撮影しました