終りはスタート no.454
- 公開日
- 2023/02/09
- 更新日
- 2023/02/09
校長室より
今朝、令和5年度前期生徒会役員が校長室を訪ねてくれました
昨日、令和5年度前期生徒会役員選挙当選証書授与式、認証式、そして令和4年度後期生徒会役員との生徒会引継ぎ式を、全生徒会員が見守る中で、無事終えています
着任のあいさつと、最初に取り組むこととなる「予餞会」への想いを伝えに来てくれたのでした
都合で新役員7名のうち5名の訪問となりましたが、全員キラキラとした目が印象的で、とても頼もしく感じました
※当然、歴代出中生徒会役員も頼もしかったですよ!
こちらからの無茶ぶりで、予定になかった一人一人の意気込みも聞かせてもらい、わたしはますます今後の出町中学校生徒会の活動が楽しみになりました
一人一人の想いが伝わりました
前号の記事にも書きましたが、後期生徒会役員からバトンを受け取った直後ですからまだテイクオーバーゾーンの中です
まだ、前任者からの声もよく届く範囲です
既に引継ぎをしているでしょうが、不十分だと感じた部分はすぐに尋ねられます
伝統ある出町中学校生徒会の勢いをそのままに、テーマである「発展」をまた新たな形で進めてほしいと思いますし、出中の教職員はできる支援をしていきます
ギリシャの哲学者アリストテレスはその著『政治学』において、人間は「ポリス的な動物(Zoon politikon)である」と述べています
※「人間というのは、自己の自然本性の完成をめざして努力しつつ、ポリス的共同体(「善く生きること」を目指す人同士の共同体)をつくることで完成に至る」という他の動物にない独特の本性がある動物である※
生徒会は決して役員だけのがんばりだけでよりよい集団になるわけではありません
社会的(ポリス的)動物である人間ですから、中学生の時代に生徒会活動を通して「自治的集団では何が大切か」を学ぶよい場です
役員はリーダーとして、会員はフォロワーとして、それぞれに役割があるはずです
そして何より、出中生のみんなの生徒会を支えるのは、出中生一人一人の想いであり、そこから表出する一人一人の言動です
「他人を変えるより、自分を変える方が簡単だ」とよく言われます
何かあれば周りのせいにばかりしていても、建設的ではありません
まずは、「未来のために、自分は何ができるか」なのです
前号でも書きましたが、終わりはスタート
2年生、1年生にとっての令和5年度生徒会活動はある意味スタートしています