想いを伝える no.451
- 公開日
- 2023/02/06
- 更新日
- 2023/02/06
校長室より
本日は令和5年度前期生徒会役員選挙立会演説会・投票の日です
オンラインによる演説会が当たり前となりました
画面越しですから、公約や想いを伝える立候補者にとって、やりにくい部分もあると思います
何と言っても直接、投票者に訴えかけられることは、大きいと感じるからです
立候補者はオンラインという環境の中で、工夫を凝らして想いを伝えていました
立候補する者、投票する者はもちろん、そもそも選挙とは何かをここにいる全員が考える時間でもあると思っています
わたしも考えるその一人です
Government of the people,
by the people,
for the people
1863年11月、当時のアメリカ大統領リンカーンが、ペンシルベニア州ゲティスバーグで行った演説の中で、民主主義政治の原則を示した言葉です
生徒会に当てはめれば、「生徒のための、生徒による、生徒の生徒会執行部」です
今日の演説会では、校舎内をまわり、演説が収録されている会議室で立候補者の演説や応援演説を聴いたり、教室や職員室等で画面越しの演説を聴いたりしました
演説者の伝える想い
聴く側の想いを確実に受け止めようとする姿勢
校舎内の教室から演説が終わるごとに鳴り響く拍手
手段は違っても、想いを伝えよう、受け止めようとすることに変わらないと感じます
また、出中生の姿に学ばせてもらった気がします
ネットの検索サイトで「生徒会選挙」と入力すると、候補の中に「生徒会選挙 勝つ方法」と出てきました
興味をもってそのいくつかをのぞいてみると、選挙活動の仕方、立ち振る舞い、そして演説ための文例はもちろん、誰を味方に付ければよいかもありました
これらを利用したくなる気持ちは理解できます
それが人間です
選挙に関わらず、AI技術が進歩し、最近では「CHAT GPT」のように何かを相談すればすぐに答えてくれるサイトもあります
「生徒会選挙の応援演説を書いてください」と入力すればAIが自動作成してくれます
「○○とは何か?」と言った課題にも答えてくれます
既に欧米の大学等では学生がレポート作成の際にこのようなアプリやサイトの使用を禁じており、法律でもAIが作成したものかどうかを明示しなければならないという議論があるようです
ネットは便利ですが、あくまでも自分の想いをよりよく誰かに伝えるための道具としてとか、自分自身の成長、言い換えれば未来の自分のための道具として便利に使いこなせればと考えます
学校教育におけるタブレット利用の授業もそうです
また話がずれています
生徒会選挙からネットの話になりました
さて、選挙の結果はどのようになるでしょうか?
どのような新執行部が誕生するのでしょうか?
未来を想うことは期待や楽しみがあります
わたしには生徒会役員選挙の選挙権はありませんが、近くで応援しています
今日まではもちろん、今朝も早くからの準備をしてくれた選挙管理委員会のみなさんに感謝します
認証式まで、よろしくお願いします