中庭

学校日記 school diary

光 no.412

公開日
2022/12/06
更新日
2022/12/06

校長室より


冬型の天気で、朝から外は荒れています
びしょ濡れで登校してくる出中生がいて心配になりました
初雪もそろそろの空気を肌で感じる冬の空気であり、冬の空です

冬の空と言えば、鉛色の厚い雲に覆われ、雪が降っていたかと思ったら、さっと雲が切れて青空が広がり、雪面がきらきら光ることがあります
あの風景が個人的にものすごく好きで、ここに生まれてよかったと実感できる瞬間です

今朝も、さっと雲が切れて、雪はありませんが校長室へも日が差しました
すると、職員室と校長室の間に、丸い光が並んでいます(写真上:上段、中段)

さて、出中生のみんなはこの正体が分かるでしょうか?

正解は、「太陽」です
ブラインドのすきまを通った光が、ピンホールカメラの原理で、ちょうど壁にピントが合って、太陽の実像が並んで見えているのです

改めて「面白いなぁ・・・」と思いつつ3階へ上がると、暗幕で光が遮られた理科室の中で、1年生が光の学習をしていました
今日は、教師による演示実験で、光が当てられた4枚の紙の色が何色かを観察しています(写真上:下段)
光源であるライトに色が付けられているので、人間の目には自然光で見えるような色には見えないことを実感します

「へえ〜!」「あれ?」と、みんなが感じることはないかもしれませんが、中学生の間に様々な学問の基礎に触れることは、昨日の「校長室より」風に言えば、「守」だと思っています
おとなになってよく分かる、いろいろなことが結び付いているこの世の中
今できることを本気で根気よく元気に取り組むことが、自分自身のよりよい未来につながっていることを、出中生のみんなにも信じてほしいと思いながら、理科室を後にしました