一憂 一喜 no.404
- 公開日
- 2022/11/24
- 更新日
- 2022/11/24
校長室より
サッカーワールドカップ
日本代表の初戦、対ドイツ戦
出中生のみんながみんなサッカーに興味を持っているわけではないのですが、何も2学期末考査直前のこの時期に、この第1戦がなくてもと思っていた試合でした
日本時間 11月23日 午後10時キックオフ
ごめんなさい
わたしは前半終了間際に観るのをやめて寝ました
前田選手のオフサイドによる幻先制ゴール、ドイツ優勢の試合展開、権田選手のファールによるPKでの失点・・・
観ているのが苦しくなったのでした
早朝に試合結果をチェックし、「2−1勝利!!」の表示を見て強烈に目が覚めました
そして、午前4時半頃から見逃した前半終了あたりから後半までのすべてのゲームを観ました
誠にしびれました
ゴールを決めた直後の堂安選手、浅野選手の表情が焼き付いています
特に浅野選手はお決まりのジャガーポーズをすぐにしない程、気が高ぶっていたように見えました
結果を知って観ているのですが、後半ロスタイムの7分間は心臓がどきどきで、LIVEで観戦していたらどうなっていたことでしょう・・・
ゲーム終了と同時に、解説の元日本代表の本田圭佑 氏が、「まだ、1試合が終わっただけで、次があるから一喜一憂してはダメ」と言いましたが、試合後のインタビューで森保監督が「一喜一憂していられない」と同じ発言をしたことが興味深かったです
※ただし、本田氏は「ファンとしては一喜一憂したい」と言っていました
ABEMA SPECIALチャンネルで9月21日に配信された特別番組で、森保監督はチーム作りの難しさについて語っています(※ABEMA『サッカー日本代表独占インタビュー THE VOICE』)
チーム立ち上げからワールドカップ出場権獲得まで、全てを指揮した初の日本人監督である森保監督が指揮官として大事にしていることは、「選手が一番思い切ってプレーできる環境づくりをすること」だと言います
つまり、全力を出せる土台作りの重要性について述べています
監督として「うまくいかないときのほうが多いと思います」とも述べています
「『強い個性がある選手たちをどうやって輝かせるのか?』『個々を融合させてチーム力として最大限のパワーを発揮させるにはどうしたらいいんだろう?』と、いうのは毎回の活動で突きつけられる」
Jリーグのサンフレッチェ広島の監督も務めてきた森保監督ですが、日本代表はとりわけ個性的な人間が集まりますから大変でしょう
「それぞれの個がいつも同じ状態だとは限らないですし、選手が置かれている状況が自(クラブ)チームで違っていたりとか、調子がよかったり、悪かったりする」
「同じ絵、同じ目標を持って『個々がつながるということ』の難しさはいつも感じている」
「同じ絵、同じ目標」
「個々がつながる」
校長として、とても共感できるお話です
ここまで、森保監督は多くの批判に晒されています
その中には監督交代を要求するものも多いです
そのような状況でも、今大会での日本代表の戦いというゴールを見据えて、東京オリンピックの日本代表監督などを務めながら、ただひたすら突き進んだ結果が昨夜出たと感じます
わたしは、彼、彼らの姿に学ぶことが多いと感じます
森保監督や吉田主将をはじめ、選手が「まだ1戦が終わっただけ」と言い、次のコスタリカ戦に気を引き締めて臨もうとする姿勢は有言実行として期待します
目標のベスト8進出に向けて、自分たちがやってきたこと、自分たちのチーム力を信じて、最後まで突き進んでほしいです
がんばれ!ニッポン!
彼らの戦う姿が勇気を、エネルギーを与えてくれます
感謝
※余談
ちなみにドイツのデュッセルドルフ日本人学校に勤務する知人情報では、午後休校だったそうです
それは日本がドイツに勝利した場合、日本人に危険が及ぶ可能性があるからだそうで、実際どうなったのか、また尋ねてみます