教えられる no.334
- 公開日
- 2022/08/05
- 更新日
- 2022/08/06
校長室より
8月3日(水)、4日(木)の2日間、休暇をいただいて長野県へ行ってきました
その目的は、本気・根気・元気な出中生の姿を直接見るためです
今年度の北信越中学校総合競技大会には、陸上競技に男子、バスケットボール競技に男子・女子、柔道競技個人に男子、卓球競技団体・個人に男子、ソフトテニス競技団体・個人に女子、剣道競技個人に男子と、大勢の出中生が出場しています
出中生が登場するのは3日〜5日の3日間で、わたしが休暇を取れそうなのは2日間
エントリーされた全競技、全選手、サポートの出中生全員の活躍を見たかったですが、物理的にそれは無理です
悩みに悩み、3、4日としました
この次に悩んだのはどの競技へ行くかです
最初は長野市、佐久市、松本市、安曇野市を移動しながらできるだけ多くの競技を!とも考えましたが、これまた物理的に難しい
「二兎を追う者は一兎をも得ず」の例えのごとく、複数のものを同時に追求すると、結局、どれも取り逃がすかもしれません
そこで、安曇野市で開催された卓球競技男子団体戦と、松本市で開催されたバスケットボール競技男女の応援に絞って観戦しました
試合結果はホームページに掲載したとおりです
選手達、関係者のみなさんにとって、この結果はどのように受け止められたでしょうか
この結果をどのように捉えて、未来に活かすかはそれぞれ一人一人の考え方次第です
悔しさを隠す必要はないですし、悔しがるなとはまったく思いません
ただし、それだけではダメだと思います
それだけではもったいないです
勝負の世界では例え優勝候補であっても負けることがあります
オリンピック・パラリンピックの金メダリストも、負けることがあります
いや、負けたからこそ金メダルを獲得したとも言えるでしょう
わたし自身は、本気で試合に臨んでいる出中生の姿から、「勝負の流れの不思議」、「心の影響の大きさ」、以前にも書いた「小さそうで大きな差」、「スタートの重要性」「非日常で際立つ日常」「意識の大切さ」「言葉の力」等々、多くのことを教えられた気がします
その詳細をここでお知らせすることは控えますが、今回の結果は瞬間のひとつであり、瞬間(点)の連続が未来へ続く線となります
会場で実際に相手と戦ったかどうかは別として、同じ空間で同じ雰囲気を味わい、同じ事実を見たものは、出中生、おとな関係なく、この経験を未来へ活かせられればと思います
そのために今何を為すか?
わたしの夏休みの宿題です