中庭

学校日記 school diary

出中生の力 no.327

公開日
2022/07/25
更新日
2022/07/25

校長室より

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この土日も出中生達はそれぞれの場所で、その力を様々な形で表現していました
わたしの身体がひとつしかないことが残念なほどです

7月18日(月・祝)から開催されている、第29回中学生清流展へようやく行くことができました
松村外次郎記念庄川美術館で開催されています
本校から18名入選し、その中の4名清流賞・北日本新聞社賞をいただいています
どの作品も魅力的です
中学生の若い感性を感じられます
なぜか心が揺さぶられます

8月14日(日)まで開催されており、期間中は入館料無料、そして無休となっています
ちょっと出町校区からは距離がありますが、他中学生の作品も含めて同年代の感性に触れてもらえるとうれしいです


この他、県内各地では全日本通信陸上競技富山県大会や県民体育大会、富山県大会吹奏楽コンクールが開催されました
新型コロナウイルス感染症の感染者数が大変な状況の中で、多くの関係者が中学生の安全確保と、活動の保証とのバランスを慎重に考えながらの実施です

7月24日(日)の富山県吹奏楽コンクールも、感染症対策マニュアルに沿いながら、工夫を凝らしての実施でした
この日は中学校A部門
1番 小矢部市立大谷中学校から、14番 射水市立大門中学校まで、全て聴かせてもらいました
どの学校の演奏も心を揺さぶります
その中でも12番 出町中学校の演奏は、明らかに他校より大きく、わたしの心を揺さぶりました
贔屓なのでしょうか?
身内だからでしょうか?
この耳が確かか分からぬまま、審査の先生方が決められる結果を待ちます
今回は役職上、ステージ上で県代表のトロフィーを代表者に渡す役割がありました
審査結果をわたしも知らされていないので、県代表の5校中4校までトロフィーを渡し、最後の1校となった時、どきどきです
ステージ上から客席の最前列でグッと目を閉じて結果を待っているY教諭の表情が見えて、こちらもとても緊張しました

「最後の5校目・・・、
  12番 砺波市立 出町中学校!」

こう、アナウンスされた時の感情は表現できません
他の4校と同じようにしなければと、平静を保ちながらトロフィーを渡したつもりでしたが、ちょっと違っていたのかもしれません
後で、同じく県代表となったF中学校のY先生から、「校長先生、Y先生に渡す時に、とてもうれしそうでしたね」と、言われました
ああ、あふれ出ていましたか・・・
やはり修行が足りません
表情に出てしまうのですね

出中生のみんな、よくがんばりました
多くのみなさんに支えられての活動でした
関係者のみなさんにもお礼申し上げます
ありがとうございました

今回、朝から各校の演奏を聴き、いろいろな想いが巡りました
その中のひとつが、文化的活動にしても、運動的活動にしても、「人の心を動かすのは何か」ということです
運動部の大会で、出中生のプレーを観て胸が熱くなる
コンクールでの出中生の演奏を聴いて、胸が熱くなる
今回は本番直前のリハーサルの様子も見せてもらいましたが、心を動かされたのは、出中生の本気だと感じました
根気よく取り組んできた姿を見ていたこともあるかもしれません

そう言えば、オリンピック・パラリンピックにしても、プロスポーツにしても、わたしが感動するとき、ぎりぎりを極める「本気」の姿がそこにあります
これは日常の生活の姿でも同じではないでしょうか
職人さんの姿もそうです
本気で働いておられる方の姿も、本気で何かに打ち込んでいる誰かの姿も、そこには「本気」の姿があります
勝負の世界であれば、みんながみんな優勝、1位、金賞、代表等にはなれません
結果はあくまで結果であり、目標達成のために「本気」で取り組んだことは、決して消えません
その意味で、勝負の結果が全てではありません
※その結果が注目されることは多いのですが・・・

決して、誰かを感動させるために何かをしているわけではないのですが、「本気」の姿は周りに刺激を与え、その「本気」は伝播すると、新川文化ホールからの帰り道に思いました

出中生の姿には、いつもいろいろなことを教えられます
ありがとう