サクラサク no.252
- 公開日
- 2022/04/04
- 更新日
- 2022/04/19
校長室より
風は冷たいですが、昨日、一昨日と春の陽気が広がりました
本日も、よい青空が広がっています
各地でサクラの花が咲き始めています
サクラの花を見ると、何だか元気になるから不思議です
新年度のスタートにおける、心身の春スイッチなのかもしれません
サクラの花びらは、花吹雪のイメージがあるからか、直ぐにとれるように思われますが、この時期の花びらは少しくらい引っ張ってもとれません
※花びらのもとが白いと、引っ張る癖がわたしにはあります
もう少し詳しく言うと、花びらのもと、花の中央付近(めしべのもとあたり)が白いと、少しくらいの風が吹こうが、花びらは散りません
しかし、花びらのもとの部分が赤くなると、少しの風でも花びらは散ります
この違いは何でしょう?
それは、受粉(受精)したかどうかです
サクラの花はおしべの花粉がめしべの柱頭に付いて受粉し、花粉の中の精核がめしべの胚珠の中の卵核に受精すると、花びらの中心あたり(花びらのもと)が赤く見えるのです
受粉(受精)が終われば、花びらはその役割を果たし、潔く散っていくということです
何とも清々しい
引き際を分かっているように感じます
歳をとってきたわたしは、この潔さを見習わねばとサクラの花を見るたびに思うのでした
学校につきもののサクラ
本校敷地内にはサクラはありません
何か、理由があるのかしら・・・
※以前の記事で書きましたが、本校敷地には紅白の梅があります