第247号 さよならは・・・
- 公開日
- 2022/03/28
- 更新日
- 2022/03/28
校長室より
高校生の頃、来生たかお氏の「夢の途中」がリリースされました
(※曲名「セーラー服と機関銃」で薬師丸ひろ子氏が歌った作品の方が有名ですね)
その歌の中に、次のような歌詞があります
さよならは別れの言葉じゃなくて
再び会うまでの
遠い約束
作詞は来生たかお氏の姉、来生悦子氏です
恋の歌なのですが、卒業や年度末の異動の時季になると、必ず思い出す歌詞です
縁はつながっていて、切れることはないと感じさせられます
令和3年度の離任式がありました
学校生活の中で、生徒たちは多くの人と関わります
その関わりの中で、多くのことを学びます
相手がいるおかげで関わりができ、相手がいるから感じられることやできることなどがあります
出会いに感謝です
わたし自身そのことを実感できたのはずっと後だったかもしれません
直接お世話になった方には小さい頃の「ありがとうございます」と、本心から言えたと思いますが、どの人に対してもそうだったかと考えると、そういうことはなかったように思います
歳をとるにつれ、いろいろな経験を積むことで、自分の気付かないところで誰かにお世話になっていたり、自分にとって不都合な出会いも自分の成長につながっていたり、もしかしたらこのように存在するすべての人に感謝しなければならないと感じるようになりました
過去に出会った苦手な人も、今から会うであろう未来の人も、一生直接会うことのない人も、どこかで自分の成長につながっているかもしれないと思うのです
これは人との出会いだけでなく、できごととの出遭いも同じかもしれません
校歌を全員で共に歌い、体育館に響く大きな歌声を聴きながらそんなことを思い、転任されるみなさんを見送りました
ありがとうございました