第223号 早起きは、お得かも
- 公開日
- 2022/02/18
- 更新日
- 2022/02/18
校長室より
春一番が吹いたというのに、一時は大雪注意報が発令され、雪の降る日が続きました
出中生はそんな中でも早めに家を出るなど工夫し、安全に留意して、登校しています
日本気象協会の天気予報を見ると、明日にかけて雪雲が砺波の空から消えるようです
これは星が観られることを意味します
星を観るのもよいですが、たまには空を横切る人工物を観測してみるのもよいものです
夜空を見上げていて、人工衛星が空を一直線に横切る様子を観ることができますが、せっかくですからもっと大きい国際宇宙ステーション(ISS)はいかがでしょう
ISSは、地上から約400km上空に建設されたもので、サッカーコートほどの大きさがあり、地球の周りを1周約90分で回っています
ISS の中では実験・研究、地球や天体の観測などが行われており、アメリカ・ロシア・ヨーロッパ・カナダ、日本など、世界の国々が協力して建設して運用している大きなプロジェクトです
そんな ISS の一部に、日本が開発した実験棟「きぼう」があり、宇宙の特殊な環境を利用して、企業、大学、研究機関等が世界最先端の研究を行っています
観たくなってきませんか?
ただしこのISSはいつでも観られる訳ではありません
地上からISSが観られる条件は3つです
1 空が晴れていること
2 上空付近をISSが通過すること
3 観測場所は日が昇っていないが、ISSには日光が当たっていること
この条件がそろうのはいつか?
明日にかけて1は大丈夫そうです
2、3は???
それはHPで確認できます
※詳細はこちら→https://lookup.kibo.space/
このHPは、JAXA(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)の支援のもと、KIBO宇宙放送局が運営するISS可視情報サービスです
その中の「きほう予報」では、このような太陽の位置も計算した上で、ISSが観られる時間帯を割り出しています
下図では、2月19日(土)am5:43に金沢で条件がそろっています
砺波でもほぼ同時刻に空を見上げれば観られるでしょう
ちょっと早起きして、観てみようかと思います
明日の日の出前は放射冷却現象で、気温が低いと予想されますから、チャレンジされる場合は、暖かい服装で体調管理をしてください