中庭

学校日記 school diary

第216号 ぎなた読み

公開日
2022/02/08
更新日
2022/02/08

校長室より

出中生のみなさん!
「ぎなた読み」に気をつけましょう・・・
メールやSNS等のコメントで、誤解を招く恐れがあります
本日、わたしはそれを体験したので、恥ずかしながらお伝えしましょう


今日の午前、わたしはレントゲン撮影をしました
レントゲン室へ入ると、技師さんから優しく撮影のための指示がありました

技師さん「はい、それでは少しズボンを下ろして、お腹を前の板に当ててください」
わたし 「はい (こうかな・・・)」
技師さん「はい、それではちょっとイタズラしますよ」
わたし 「(え!!!!!イタズラされる????)」

お恥ずかしい・・・
技師さんは「板、ずらしますよ」と言われたのでした
それを「イタズラ、しますよ」と聞き間違えるとは・・・

このことを正直に技師さんにお伝えすると、大笑いされました
技師「イタズラは、しませんよぉ!!」
それはそうですよねぇ
失礼しました

これは日本語の特性による被害(?)と言えるかもしれません

「たいやきってくったことある?」
 ・鯛焼きって、食ったことある?
 ・鯛や切手、食ったことある?

「わたしといてください」
 ・渡しといて、ください
 ・私と、居てください

「いいにくかった」
 ・言いにくかった
 ・いい肉買った

「よいこはここにはいらない」
 ・よい子はここには、いらない
 ・よい子はここに、入らない

「ここではきものをぬいでください」
 ・ここで、履き物を脱いでください
 ・ここでは、着物を脱いでください
等々・・・

これらは、「ぎなた読み」です
語句を区切る場所が違うと、意味が違うという読み方です
「べんけいがなぎなたをもって」は、「弁慶が、なぎなたを持って」なのですが、「弁慶がな、ぎなたを持って」と、区切り方を間違えて読むと意味が変わったことから「弁慶読み」ともいいます

出中生のみなさん
「ぎなた読み」「弁慶読み」には注意です
いろいろな意味で誤解を招く恐れがありますから

日本語は奥が深い
国語の学習もおもしろいのです