第199号 支えていただく
- 公開日
- 2022/01/14
- 更新日
- 2022/01/14
校長室より
どのくらいの雪が積もるのだろう・・・
昨日から今朝にかけて、生徒・教職員が登校・出勤する際の安全確保に関して、気が気ではない夜を過ごしました
通常通りで大丈夫と判断しつつも、心配なものは心配なのです
昨日の午後4時03分に、富山地方気象台が砺波市に大雪警報を発表します
ただ、この大雪警報は、山間部であり、平地は注意報のままでした
結局今朝の午前3時51分にこの山間部を対象とした警報は解除となり、全域が注意報となります
そして、先ほど午前9時31分に注意報も解除されました
砺波市の積雪状況は、刻々と変化する県西部の道路のライブカメラや、砺波在住の○○教頭の撮影画像を見て確認し、本日の登校時刻等は昨日判断したそのままの通常通りとしました
数年前、深夜のどか雪のため、いつも来てくれる除雪車が自宅前にたどり着けず、朝出勤しようとしたわたしは、玄関を開けると膝上まで積もった雪にびっくりし、立ち尽くした経験があります
教師生活○○年、初めて学校へ出勤できない状況でした
また、「立ち尽くす」ということを実感した瞬間でした
昼前には除雪車が到着し、昼過ぎには学校へたどり着けましたが、忘れられない体験で、今回も心配していました
今日は午前2時過ぎから自宅前を除雪車が走ってくれました
おかげさまで朝は、安全にいつもより早めに出勤することができました
学校敷地内を回ると、武道館側の駐車場に除雪車の入った跡があります
そう言えば、自宅から出町中学校までの道も、当たり前のようにきれいに除雪してありました
これは、ありがたいことです
登校してきた出中生が、当たり前のように前庭の除雪をしてくれます
ありがたいことです
ふと、まどみちお氏の詩を思い出しました
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「朝がくると」 まど・みちお
朝がくると とび起きて
ぼくが作ったものでもない 水道で 顔をあらうと
ぼくが作ったものでもない
洋服を きて
ぼくが作ったものでもない
ごはんを むしゃむしゃたべる
それから ぼくが作ったものでもない
本やノートを
ぼくが作ったものでもない
ランドセルに つめて
せなかに しょって
さて ぼくが作ったものでもない
靴を はくと
たったか たったか でかけていく
ぼくが作ったものでもない
道路を
ぼくが作ったものでもない
学校へと
ああ なんのために
いまに おとなになったら
ぼくだって ぼくたって
なにかを 作ることが
できるように なるために
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小学生向けの詩ですが、出中生のみんなは、この詩を読んで何を思うでしょうか
多くの人に支えられて、わたしは生きています
そして、次は・・・