第75号 考える
- 公開日
- 2021/07/05
- 更新日
- 2021/07/05
校長室より
本日2限目の時間に、本校○○教諭の授業が近隣の教職員に公開されました。
これは、県教育委員会の事業で、「授業の達人」として委嘱された○○教諭などが実践する授業を広く公開して、県内教員の授業技術等の向上を図り、児童生徒の学力や学習意欲の向上に活かそうとするものです。
生徒たちはいつもと同じで、本気で課題に取り組んでいました。
特に今回は今後の研修に活用するために、授業のようすをDVDに記録するため、県教育委員会から2名の方も来校されました。
少しでも、本校の教育活動が富山県の教育に役立つのであれば、それはうれしいことです。
今日の学習内容は、数学の連立方程式の利用でした。
ポイントはどの数量に着目して方程式をつくるのかでした。
数学に限らず、ポイントを的確に取られられるかどうかで、課題の解決への道筋が大きく異なります。
学校では、様々な分野の学習内容で繰り返し「考える」ことで、生徒たちは将来に役立つ力を身に付けていると思います。
「考える」方法は、今日のような数学的な思考の他にも、科学的な思考、保健体育や美術、技術・家庭のような身体を使っての思考など、様々です。
どのような考え方をするのか、様々な考え方を知らなければ、選択できません。
知ることで考える選択肢は増えます。
生徒たちは、今後、今までに人類が出会ったことのない課題に直面するでしょう。
そのときに、毎日、本気・根気・元気で「考え」たことで身に付けた力はきっと助けになると信じています。
「考える」。
特に若い頃に「よく考える」ことは、自分自身の未来のためになるでしょうし、その経験や習慣は決して無駄にはならないでしょう。
情報が氾濫するこの世の中だからこそ、自分自身で「よりよく考える」ことが、求められていると思います。
デジタル時代にフェイクとリアルを見分けることも困難になりつつあります。
だからこそ、自分自身で「よりよく考え」、自分で決断したいものだと考えます。