中庭

学校日記 school diary

本日は処暑 no.821

公開日
2024/08/22
更新日
2024/08/22

校長室より

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江戸時代中期から後期にかけての常陸国宍戸藩5代藩主 松平 頼救 氏

彼が執筆したのが「こよみ便覧」であり、完成したのは隠居して「 太玄 斎 」を名乗ってからとされています

この書物は、二十四節気などの暦の考え方を定着させたと考えられています

暦の月のことをはじめ、七曜、閏月、日食や月食、さらには雑節のことなど、様々な情報が書かれています

原本は「国立国会図書館デジタルコレクション」で、閲覧可能です

※こちら → https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2536637


その中にも書いてある「処暑」

今年は本日、8月22日がその日です

処暑は二十四節気の一つで、秋を表す節気です

秋には立秋、処暑、白露、秋分、寒露、霜降の6つの節気があって、処暑はその2番目

処暑の「処」は「収まる、止める」という意味があり、処暑とは「暑さがおさまり、過ごしやすくなる時期」となります

「こよみ便覧」には、「陽気とどまりて、初めて退きやまむとすれば也」と記載されています

とは言え、今日もとても気温が上がりました

砺波アメダスの記録で、本日最高気温は35.2℃ ( 12:18 記録 )となっています

単に異常気象だからということではなく、二十四節気の発祥が中国であり、日本とはそもそも季節感が違うことや、当時の陰暦と現在の太陽暦(新暦)では1~2ヵ月ほど差があるため、8月の下旬に処暑があっても、まだまだ暑さを感じるとも言えます


七十二候で処暑の初候は「綿柎開(わたの はなしべ ひらく)」

柎(はなしべ)は花びらの「がく」のことで、それがすこしずつ開くことで中からふわふわの綿が見えてくるのも、この処暑の時期です

処暑は、夏の花と秋の花が入れ替わる時期でもあります

最近は四季のある日本においてもその境目があいまいになっているように体感しますが、植物や動物は敏感にその境目を感じとっているように思います

不思議です