中庭

学校日記 school diary

学ぶ no.820

公開日
2024/08/21
更新日
2024/08/21

校長室より

  • 20240821 (1).JPG

https://tonami.schoolweb.ne.jp/1620011/blog_img/28822548?tm=20240821100431

今週は質問教室が行われています

英語に特化した教室で、希望者が参加しています

今日は2年生の日

特別講師H先生の指導で、オーストラリアについての英語を使った学習が展開します

少しだけ参加させてもらいましたが、中学、高校と超英語嫌いだったわたしも興味深い内容でした

H先生、参加していた2年生のみなさん、「ta!」です

※この1行は、分かる人にしか分からないお話ですな



学ぶということは、覚えこむこととは全くちがうことだ。

学ぶとは、いつでも何かがはじまることで、終わることのない過程に一歩ふみこむことである。

一片の知識が学習の成果であるならば、それは何も学ばないでしまったことではないか。

学んだことの証しは、ただ一つで、何かがかわることである。


この文章は、哲学者 故 林  竹二 氏が、学長を務めた宮城教育大学の学園便りに寄せた文章の一部です

学ぶことで、学生の中で「何かがはじまる」「何かがかわる」

今、行われている教育活動が、真の教育と言えるのかと強烈に問われる文章であり、また、教師(おとな)自身が生徒(こども)に劣らず「学ぶ」ことできているのかと問われているように感じます

そして、この文章で思い出されるのが、このことを生涯をかけてやり通したと思える国語教師、大村 はま 氏です

大村 氏のどの著書を拝読しても、自分自身のダメさ加減に胸が痛くなるのですが、また手に取ってしまうから不思議です


本気・根気・元気 そして、勇気  一歩踏み出す

まずは自分自身がそうであることが重要ですね

夏季休業中の出中生の姿や活動を見て、ますますその想いを強くします


※参考書籍 「学ぶということ」林 竹二 国土新書(1978年)