学ぶ no.820
- 公開日
- 2024/08/21
- 更新日
- 2024/08/21
校長室より
今週は質問教室が行われています
英語に特化した教室で、希望者が参加しています
今日は2年生の日
特別講師H先生の指導で、オーストラリアについての英語を使った学習が展開します
少しだけ参加させてもらいましたが、中学、高校と超英語嫌いだったわたしも興味深い内容でした
H先生、参加していた2年生のみなさん、「ta!」です
※この1行は、分かる人にしか分からないお話ですな
学ぶということは、覚えこむこととは全くちがうことだ。
学ぶとは、いつでも何かがはじまることで、終わることのない過程に一歩ふみこむことである。
一片の知識が学習の成果であるならば、それは何も学ばないでしまったことではないか。
学んだことの証しは、ただ一つで、何かがかわることである。
この文章は、哲学者 故 林 竹二 氏が、学長を務めた宮城教育大学の学園便りに寄せた文章の一部です
学ぶことで、学生の中で「何かがはじまる」「何かがかわる」
今、行われている教育活動が、真の教育と言えるのかと強烈に問われる文章であり、また、教師(おとな)自身が生徒(こども)に劣らず「学ぶ」ことできているのかと問われているように感じます
そして、この文章で思い出されるのが、このことを生涯をかけてやり通したと思える国語教師、大村 はま 氏です
大村 氏のどの著書を拝読しても、自分自身のダメさ加減に胸が痛くなるのですが、また手に取ってしまうから不思議です
本気・根気・元気 そして、勇気 一歩踏み出す
まずは自分自身がそうであることが重要ですね
夏季休業中の出中生の姿や活動を見て、ますますその想いを強くします
※参考書籍 「学ぶということ」林 竹二 国土新書(1978年)