総合的な学習の時間に、散居村について学習しています。今日は、アズマダチの家屋に住んでおられる新藤正夫さんのお宅と、旧中嶋家を見学し、アズマダチのつくりや屋敷林の役割等を教えていただきました。

　新藤さんのお宅では庭を回らせていただき、たくさんの木や薬草の種類があることや、風が強い西側や南側に暴風の役割がある木を植えておられることなどを知りました。子供たちは木の数や種類の多さに驚き、たくさんの写真を撮っていました。その後、家の中に入らせていただき、広間は全方向が壁ではなく扉で囲まれていることや、入り口が複数あることなどを学びました。庭に生えている木を利用し、ねじなどを使わずに家ができていると聞き、不思議そうな表情を浮かべていました。

　旧中嶋家では囲炉裏を焚いていただき、昔の暮らし体験を行いました。囲炉裏を囲んでお湯を沸かしたりお米を炊いたりしていることを知りました。アニメやテレビで見たことがあることを思い出し、生活と結び付けて考えることができました。

　普段なかなかできない、本物に触れる貴重な体験をすることができた子供たちが、今後、どのように学習に活かしていくのか楽しみです。