新型車両導入の見通し 3/10 343号
- 公開日
- 2023/03/10
- 更新日
- 2023/03/10
校長室
富山県などが検討会で議論するJR城端線・氷見線の新交通体系で、8日新田八郎知事は「『新型車両導入がのぞましい』との方向性でまとまればいい」と明言されました。これで、低床車両による次世代型路面電車システム(LRT)化は事実上見送られ、新型車両導入へかじを切る公算が大きくなりました。
全線を電化して低床型LRT車両を導入する場合には240億から435億円かかり、蓄電池式の架線のないタイプのLRTは421億円かかる見通しです。
また、今回導入の公算が大きくなったディーゼルエンジンは、発電機を動かしてモーターで走行する新型鉄道車両です。その費用は131億円、線路を撤去した後、専用の道路を整備して鉄道の代わりにバスを走らせるバス高速輸送システム=BRTが223億円と報道されていました。
沿線自治体からは「新型鉄道車両がコスト面などから望ましい」という意見が多く出され、LRTについては、工事のための運休期間が長くなることや雪による運行への影響を懸念する意見が出て推す声は聞かれていなかったということです。
自動車のEV化やモーターで走行する新型車両導入で、疑問があります。モーターで走行するため確かに静粛性は高まるのですが、電気を作るために化石燃料を燃やしているようでは脱炭素(カーボンニュートラル)にならないと思うのです。ガソリンエンジンやディーゼルエンジンより炭素排出量が少ないのでしょうか。この点についてもう少し調べてみたいと思います。