スマホ利用の常態化に疑問! 2/9 323号
- 公開日
- 2023/02/09
- 更新日
- 2023/02/09
校長室
電話機能だけでなく、文も画像も同時にグループで共有することができます。さらに、分からない語句も瞬時に探せますし、JRや観戦のチケットも予約することが出来ます。地図も電話帳もホームページも・・・いいことずくめのスマホに日々助けられています。
しかし、今や街中の駅やデパートは、スマホ片手に歩く人ばかりです。我が家では正月に年1回正月に2人の息子と1泊で県外スキーに出かけることを恒例にしています。多忙ですれ違いの日常では、取れない親子のふれあいの時間を持つためです。
今年も長野県の志賀高原へ行ってきました。昼食を取るためにレストランに入った時です。昼食が終わり、短い会話が終わった時です。2人の息子は瞬く間にスマホを出し、ゲームなのかSNSなのかどちらかに没頭しているようです。周囲を見ても親子や恋人同士も、ただただうつむいて画面を眺めています。異様な光景です。「目の前に大切な人がるのに、語らいはしないの?」と尋ねたい気分になります。
便利さが進行する中で失われていくものと、スマホ利用の常態化を前提とする社会で取り残されていく思いやりやもてなしの心は、どうすればよいのだろうかと大いに疑問を感じる正月を過ごしました。
私の疑問を社会全体で共有して、その対応を社会全体で考える雰囲気が醸成されることを願うばかりです。