学校日記

働く自動車!?11/8第271号

公開日
2022/11/08
更新日
2022/11/08

校長室

 1年生の国語科の授業の様子を見に行くと、「働く自動車」の種類と働きについて学習していました。子供たちは、口々に「消防車」「パトカー」「タクシー」「バス」「ブルドーザー」・・等各自が知っている働く自動車名を挙げていました。「僕は、バスに乗ったことあるよ。」「ブルトーザーで除雪しているの見たことあるよ。」・・等の子供たちの発言を聞いていて、冬の除雪を思い出しました。
 私は、南砺市在住なので降雪量が半端ではありません。富山気象台は、今冬は大雪が降る可能性があるとの見通しを示しています。2021年1月に県内を襲った記録的大雪で、砺波市成人式は、道路の渋滞で成人者が会場に定刻通り到着できず、20分ほど式の開始を遅らせたのを覚えていらっしゃる方もおられるのではないでしょうか。私見ですけど、暖冬により偏西風が蛇行するようになり、寒波の到来回数が昔より増えた気がします。雪の解けるのも早いのですが、1シーズンの降雪量も増えた気がします。
 約半世紀の除雪を振り返ってみますと、子供時代のスコップ、スノーダンプから始まり、今では力仕事の継続が困難なことから、もっぱらエンジンのついている機械に頼っています。ラッセル式小型除雪機からスタートしました。しかし、これだとべた雪の時や急いで除雪するとすぐ雪を詰まらせて効率がよくありません。(ラッセル部分のピンもよく折ってしまいます。)
 そこで、最近利用しているのはトラクターとフォークリフトです。どちらも除雪バケットを取り付けています。トラクターの長所は車高が高いですし、悪路用のタイヤを取り付けた四輪駆動なのでスリップはしません。道路の除雪で集められた硬い雪をなんなく取り除くことが出来ます。欠点は、後ろ向きに運転しなければならないことと雪を高く積み上げられないことです。トラクターは、離農した我が家のものと亡き叔父が使っていたものをメンテナンスして使用しています。(我が家のトラクターは、故障しにくい農機具なので40年前購入のものを使用)
 フォークリフトは、従兄が使用していたもので従兄が病気で寝たきりになってから代わって使用しています。フォークリフトの長所は自重が2.5tと重いので、スリップしにくく一度にたくさんの雪を載せられことです。また、雪を高く積み上げることも可能です。欠点は、車高が低いため、雪を車底部分にため込むとタイヤが浮き上がってスリップしてしまうことです。また、脱輪してしまうと車重が重いため、ジャッキアップが大変です。
 よく言われます。「どうして体が一つしかないのに、3台(トラクター2台とフォークリフト1台)も除雪機が必要なのですか?」と。それは、除雪しなければならない箇所が我が家と従兄宅と妻の実家と3箇所あるからです。除雪機を運搬して除雪していた時期もありましたが、効率と安全を考えたら、除雪しなければならない箇所に除雪機があった方がよいからです。
 今冬は、除雪の出動回数が減ることを祈るばかりです。ちなみに、昨冬の出動日数は、20日余りでした。

みんながわくわくする学校を「自分から」