鉄道開業150周年!? 9/29
- 公開日
- 2022/09/29
- 更新日
- 2022/09/29
校長室
10月14日は「鉄道の日」です。明治5年に我が国で最初の鉄道が新橋〜横浜間に開通したことを受け、平成6年に定められました。そして、今年は鉄道開業150周年の節目の年に当たります。
近代以降、鉄道が我が国の発展にいかに寄与したかは言うまでもありません。国内に張り巡らせた鉄道網は拡張し続けた時代が終わり、人口減少が加速する今、我が国では、地方鉄道の多くが廃線の危機に直面しています。
富山県西部では、旧鷹栖村出身の大矢四郎兵衛(おおや しろべえ)氏が明治30年に中越鉄道(現城端線)を開通させました。加越能鉄道加越線は、大正4年に砺波鉄道として開業し、石動から城端線の福野を通り庄川町までの19.5kmを結んでいました。しかし、昭和47年に廃止され今年で50年の節目に当たります。
私にとって加越線は、小学校3年生まで利用していた懐かしい鉄道です。また、母に一度だけ連れて行ってもらった映画館で見た映画が「父ちゃんのポーが聞こえる」でした。今でも内容をなんとなく覚えています。
さて、私は毎朝城端線沿いの道路を使って通勤しています。私だけでなく次男も高校時代は、この列車を利用して通学しました。毎日列車を見るたびに感謝の気持ちが湧き上がってきます。また、長男が石動高校に通うために毎日福光から車で送迎していたことを思い出すと「加越線が存続していてくれればな・・」と思っていました。毎日のように「城端線を存続させねば・・」と思います。ただ、存続ではなく運行本数が増えたり、通勤通学時間帯の両数を増やしたり、定時ダイヤ(毎時00分 30分のように。現在検討中)にしたり等の利便性を高めていただければ有難いです。
家族で出かけることが少なくなった私は、遠方へ出かける時は出来るだけ鉄道を利用するようにしています。1人だと経済的ですし、環境にも優しいし、車内で読書もできます。読者の皆さんも「なるべく利用しよう!」というちょっとした心がけが存続や利便性の向上にも繋がってくると思います。