五箇山和紙の紙漉き?! 9月12日 第237号
- 公開日
- 2022/09/12
- 更新日
- 2022/09/12
校長室
昨日、6年生学年PTA親子活動として「五箇山和紙の紙漉き体験」実施の様子を道の駅たいらへ見に行きました。
本校では、総合的な学習が始まった2000年頃から卒業証書の用紙として、自ら五箇山和紙で紙漉きをしたものを使っています。それ以降、伝統として継続しています。
はじめに、所員の方から「和紙の原料となる『こうぞ』の栽培方法や収穫方法、紙漉きができる原料になるまで」の説明を聞きました。その後一人ずつ紙漉きを体験しました。子供たちは、興味深く初めて行う紙漉きに挑戦していました。
所員の方に話を伺うと「道の駅たいら」と「相倉合掌集落」で現在も五箇山和紙の紙漉きを行っておられるそうです。和紙を用いて、小物入れや財布、絵葉書等の土産を生産しておられるそうです。修学旅行生が紙漉きを体験するときは、葉書を作っていくことが多いそうです。五箇山では、深い雪に覆われる冬の副業として和紙作りが始まったそうです。気温の高い今は、紙漉きの溶液を毎日交換しないと細菌が繁殖するそうですが、真冬ですと1週間ぐらいそのままでも大丈夫だそうです。
説明を伺うと「こうぞ」の栽培は、手作業ばかりで重労働です。この伝統工芸を守っていくための担い手が育成されることを願うばかりです。