水難事故に要注意!? 7月21日 第228号
- 公開日
- 2022/07/21
- 更新日
- 2022/07/21
校長室
富山県警が水難事故防止を啓発しています。県内で今年上半期(1〜6月)に起きた水難事故による死者は20人で、前年同期の2倍に増えたことが県警から発表されました。場所別では、河川が10件、用水が9件、海では2件だそうです。
今朝の朝刊に水難事故で20歳の一人息子を亡くされた母を取材された記事が載っていました。2021年8月29日(日)午前快晴、大学生の息子さんが富山市婦中町の成子の神通川で、乗っていたゴムボートが転覆し、行方が分からなくなったそうです。大勢の警察官や消防士で周辺を探されましたが息子さんはすぐには見つからなかったそうです。お母さんは、この日から川沿いを何度も往復され、姿を探し続けられました。事故から6日後に河口の海岸で息子さんの遺体が発見されました。息子さんは、「教師になりたい!」と作文に記してこの世を去られました。お母さんの苦しみは癒えることがなく、川を見ることすら怖くなり、橋を渡るときは真っすぐ前だけを見られるそうです。お母さんが息子さんを亡くされて生きていく支えは、息子さんが小学5年に書いてくれた手紙「お母さんの笑っているところが見るのが一番幸せ」を読み返す時だそうです。
私も高校時代に、庄川太田橋付近で水遊びをしていた時に上流から流れる雪解け水が冷たくて、両足が痙攣して動けなくなりました。異変に気付いたチームメイトが助け出してくれました。私なりに「水の怖さ」は知っているつもりです。2人の息子が小学生の頃、家族で海水浴に出掛ける時は、子供用救命胴衣着用を我が家のルールとしました。
夏のレジャーが本格化するのに伴い、子供たちが水の事故に絶対遭わないようにご家庭でのルールを確認していただければ有難いと思っています。