学校日記

高校野球は、やっぱりブラスバンド応援!? 7月19日 第226号

公開日
2022/07/19
更新日
2022/07/19

校長室

 給食のためにランチルームに向かうとき、6年生3名の女の子に声をかけられました。「校長先生、野球の季節が来ましたね?」「私は、野球がちょっと好きなのよく知ってるね?」「ちょっとじゃないでしょ。(笑)」その子たちに、次の話の概要を話しました。
 全国高校野球選手権大会富山県予選の2回戦がこの3連休で行われました。私は、自分と長男の母校の応援に野球場に足を運びました。どちらの高校も敗れました。1番驚いたのは、ブラスバンド応援が3年ぶりに高校野球に戻ってきたことです。今年の春の大会まで見られなかった光景です。
 野球のプレーもそうですが、この吹奏楽の演奏に聴き入ってしまいました。「やっぱり、高校野球はこれだ!」と心の中で叫びました。
 高校野球の応援曲で好きな曲は、色々ありますが、特に私のこだわりの1曲は『エルクンバンチェロ』です。この曲は、プエルトリコの作曲家ラファエル・エルナンデスが1943年に作詞・作曲したラテン音楽の楽曲です。古いクラシック曲をアレンジしている点が気に入っています。今では高校野球の応援歌として定番です。両チームとも一歩も引けない9回に流れると手に汗握る臨場感が伝わってきます。一度聴いて頂ければ「これか!」と思われると思います。
 南砺市在住の熱血吹奏楽指導を現在もなさっておられる先輩中学教師Y先生から、たまに次の質問を受けることがあります。「鈴木先生は、甲子園球場で高校野球の何処を見ておられるのですか?」「色々ありますが、将来プロ野球で活躍しそうな秘めた才能を持っている選手を探しています。プロのスカウトにも直接話を聞いていますと、見る視点が分かってきます。あと、守備でしたら、一つの打球に対して3人が動くの当たり前ですが、9人がどんな動きをしているか見ています。・・・ところで、Y先生は?」「僕は、アルプススタンドの吹奏楽演奏の演奏力を見ています。人数が多ければいいというものでもありません。少なくても素晴らしい〇〇高校とか大好きですね。」
 コロナ禍は、まだまだ続きそうですが、戻りつつある日常にちょっとした喜びを噛みしめている今日この頃です。

みんながわくわくする学校を「自分から」