平常時の生徒指導の徹底! 2/20 527号
- 公開日
- 2024/02/20
- 更新日
- 2024/02/20
校長室
私は、20年近く前に本校区の(当時は中学3年生担任)学校の荒れを体験してから、学校内の落ち着きを担保する平常時の生徒指導が大切だと考えています。問題行動(いじめ、不登校、暴力行為等)が発生した時の対応や指導も勿論大切ですが、問題行動が起こりにくくすることはもっと大切だと考えています。そこで、本年度の学校運営方針を凡事徹底(挨拶、時間、整頓、思いやり)としました。
この3年間、子供たちに指導する前に教職員が手本を見せようとずっと考えていました。そのためにも風邪通しの良い職場環境を作るにはどうしたらよいかを日々思い悩みました。私は、「報連相の徹底」が1番であると考え、報連相したら良いことがあったと思ってもらえる工夫や報連相したくなる職員室の雰囲気づくりに努めました。職員内のコミュニケーションが活発になると、互いの作業が円滑になり、各自の力量アップに繋がります。やがては同僚間の思いやりにも繋がっていきます。風邪通しの良い職場環境は、職員の服務規律の厳守にも結び付いていきます。
その中でも私が特にこだわっているのは「挨拶」と「履物揃え」です。「挨拶」は、児童会や学年PTAの挨拶運動を基盤としながら、校長も毎朝児童玄関前で、一人一人目を合わせる挨拶を、毎朝続けています。開始から3年近く経過すると、自分たちから目を合わせて挨拶をする子がずいぶん増えたように思います。また、「履物揃え」は、森信三氏のしつけの三原則によるものです。
しつけの三原則
(一) 朝のあいさつをする子に。
それには先ず親の方からさそい水を出す。
(二) 「ハイ」とはっきり返事のできる子に。
それには母親が、主人に呼ばれたら必ず「ハイ」と返事をすること。
(三) 席を立ったら必ずイスを入れ、
ハキモノを脱いだら必ずそろえる子に。
私は、この「しつけ3原則」を、親として野球の監督として、そして校長として実践しているつもりです。読者の皆さんは、いかがでしょうか。