学校日記

南砺に自然共生空間!  2/16 525号

公開日
2024/02/16
更新日
2024/02/16

校長室

 南砺市立野原東の桜ケ池周辺の市有地に2026年秋、居住と交流を目的にした「桜ケ池エコビレッジフィールド(仮称)」が整備されることを今朝の富山新聞が報じていました。建設業の第一交易(同市)と市が15日、計画を発表しました。同池周辺は、小矢部市ゆかりのゴールドウィン(東京)が同年に自然体験施設「プレイアースパーク」の開業を予定し、人と自然が共生したまちづくりを目指されます。

 計画では、第一交易が8月に東海北陸自動車道城端スマートインターチェンジ東側の市有地9千平方メートルを取得。敷地を3つのエリアに分け、6〜8世帯が生活できる賃貸住宅、アパート(短期居住エリア)と3〜5区画の住宅分譲地(長期居住エリア)、芝生広場やカフェ、直売所(にぎわいエリア)を整備されるそうです。来年春、造成工事に着手し、26年秋の開業を目指されます。

 分譲地では、平屋建ての住宅を建設する予定で、賃貸住宅は県産材使用や木質ペレットストーブなどの導入が検討されています。にぎわいエリアで季節に合わせた自然体験を提供。食料備蓄など地域の防災拠点も目指されます。

 市有地以外にグループ会社が農地を取得し、苺、桃、葡萄栽培の農業に参入します。加工品や地元産品をカフェや直売所で販売して6次産業化を目指されます。市は2013年にエコビレッジ構想を策定し、桜ケ池周辺を自然と南砺の暮らしを楽しめるモデル地域としました。第一交易とは2月に事業の基本協定を締結されました。

 私が居住する南砺市は、人口が激減、少子高齢化が加速しています。右上図からも分かるように、2020年の人口が47,937人に対して、2030年には39,572人2050年には25,965人の予測が出ています。2050年には、約半数が65歳以上となります。新たな魅力あるまちづくりを進めていかないと大変なことになってしまいます。
 
 昨年12月中旬に桜ケ池スマートインターチェンジが開通してから、桜ケ池の直売所や飲食店、桜ケ池クアガーデンホテルが活気付きました。この地域が若い世代が移り住むような起爆剤となって、広がりを見せてくれることを期待するばかりです。

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