学校日記

このプリント何?(自主学習ノート2)   1/24 509号

公開日
2024/01/24
更新日
2024/01/24

校長室

 伊垣尚人氏著の「自主学習ノート〜実践編〜」の一部抜粋です。実はこれ、伊垣氏が小学校3年生の頃に取り組まれた「自主学習」のプリントだそうです。その頃担任されていた先生から、「自分の好きなことを何でもやっていい、それが学びになるから・・。」と勧められ、絵が大好きだった伊垣氏は、「お絵描きでも学習になるんだ!」と興奮しながら、こたつに入って、当時好きだった漫画のキャラクターを描いたそうです。ここからが伊垣氏の言葉です。
 
 これが私の自主学習のルーツです。現在、目の前に子供たちと関わる中で自主学習を大事にしているのは、私自身が当時感じた「楽しさ」を忘れないからです。子供たちに学ぶことの楽しさを味わって欲しい。そしてそれを土台に、将来に向かってたくさんの力を身に付けて欲しいと願うからです。

 この自学自習プリントで、私自身に一体どの程度の学力がついたのかは定かではありません。でも、この1枚のプリントが私を「自ら楽しく学ぶ」学習へ導いてくれたことは確かです。だから、子供たちが熱心にイラストやキャラクターを描いてくると、自分自身の小学生時代と重ね合わせて、ついにこやかに眺めてしまいます。(途中略)

 学年の初めから取り組むのもよし、学期の途中から取り組むのもよし。2週間の見通しがもてる時期をしっかりと選び、着実に一歩一歩、実践を積み重ねていきましょう。教師という仕事は、子供たちの未来に関わる大きな仕事です。未来の子供たちへ「自主学習の楽しいバトン」を渡していけたら幸せです。

 ここまでが、伊垣氏の言葉です。自主的に取り組む家庭学習ではどんな力が身に付くのか伊垣氏の言葉を借りて次号で紹介したいと思います。

みんながわくわくする学校を「自分から」