6年算数特別授業 12/18 494号
- 公開日
- 2023/12/18
- 更新日
- 2023/12/18
校長室
6年算数特別授業を実施しました。ねらいは、6年生の子供たちは、もうすぐ中学校の数学の授業を受けることになるので、長かった中学数学教師の体験から小学校算数との違いを一緒に考えられたらということです。また、私は4年間授業を担当していないので、タブレットに触れる授業を体験してみたいというのもあります。
冒頭、いつものように「皆さんは何のために学ぶのですか」と尋ねました。子供たちはオクリンクで各自の考えを電子黒板に投稿してくれます。その中で、「将来の生活に役立てるため」「社会貢献するため」「進学するため」と回答してくれた児童に詳しい発言を求めました。一例を紹介すると「計算が出来なかったら、買い物へ行った時に困るし、読み書きが出来なかったら他人とコミュニケーションが取れません。」と説明してくれました。私も自分の考えを述べました。「皆さんのどの考えも正解だと思います。私も子供時代勉強は嫌いでした。でもしなければならない・・・。そんな時によく『何のために勉強するのかな』を考えました。私なりの結論です。『資格・免許を取るため』です。先生になるには教員免許が必要です。ラーメン屋さんも、お医者さんも床屋さんもガソリンスタンドを経営するにも・・・。ですから、『将来家族を支えるための収入を得るには、資格・免許の必要な仕事に就かなければならない。そのために勉強しているんだ。』と考えるようになりました。」
次に小学校の算数と中学校の数学との違いを伝えました。内容の違いとしては、「0の概念」が変わることと「文字式の導入」です。小学校までの0は「林檎が0個や面積が0平方センチメートルのように『無いこと』」でした。中学校からは、「気温が0度のように基準という意味になります。基準より高いのをプラス、低いのをマイナスのように表します。」学び方の違いについては、「中間・期末の定期考査の実施」「見返しが容易なノートづくり」「教科のワークの取り組み方」が主に変わると思います。
最後に今日の算数の課題として、正方形と円を組み合わせた図形の周の長さと面積(写真)を求める問題を2題出題しました。子供たちは、思った以上に苦戦していたので、友達や家族と相談してもよいので明日までの宿題としました。
45分間の授業でしたが、子供たちは目を繋いで真剣に私の話を聞きますし、ペアやグループ学習が習慣化されており、有意義な時間となりました。お子さんから詳細を尋ねていただけると有難いです。