16日午前8時54分頃、南砺市大鋸屋の国道304号で、同市城端出身の陸上自衛隊金沢駐屯地陸士長、村瀬雄也さん(21)がバイクを運転中に転倒、ガードロープに衝突し約5メートル崖下に転落しました。村瀬さんは砺波総合病院に運ばれましたが、同日午前10時28分、出血性ショックで亡くなられました。

　南砺署によると、現場は展望台付近の片側1車線の右カーブの下り坂。村瀬さんは右側に傾いた姿勢で走行中、転倒したそうです。対向車線の運転手が事故を目撃し、110番通報されたそうです。

　その頃私は、砺波地区中学校新人大会野球競技のため城南スタジアムにいました。福光署を出発した事故処理車が、大きなサイレンを鳴らして猛スピードで現場に向かうのを目撃しました。また、20分後程だったでしょうか。ドクターヘリが大鋸屋パーキングエリアまたは展望台駐車場に着陸して病院に搬送するのを目撃しました。

　昨年もそうでした。秋の行楽シーズンになると国道304号や、国道156号の五箇山周辺では、オートバイのツーリングをする人で溢れます。きついカーブやトンネル出口の視界の悪い湿った道路で交通死亡事故が2件発生しました。大きなサイレンを鳴らして猛スピードで現場に向かう事故処理車やドクターヘリを目撃した時には、大きな事故でなければいいのにと祈っていました。午後のテレビニュースでこの知らせを聞いて愕然としました。9/8の432号で紹介したように南砺市内で交通死亡事故が続いて発生しています。

　交通重大事故に繋がらないようにドライバーの皆さんには(自分も含めて)、スピードを控え、安全運転を心がけていただきたいと思います。明後日より「秋の全国交通安全運動」が始まります。在所で交通安全街頭指導当番のお願いのチラシを配っていたところでもありました。村瀬さんのご冥福をお祈りします。(写真は富山新聞)