桁違いの自然災害 9/14 436号
- 公開日
- 2023/09/14
- 更新日
- 2023/09/14
校長室
モロッコ地震、72時間経過 山岳地で捜索難航 死者2800人超!
北アフリカ・モロッコ中部で起きた地震は11日深夜(日本時間12日朝)で不明者の生存率が著しく下がる「発生後72時間」が経過しました。内務省によると、確認された死者は2862人、負傷者は2562人となっています。被災地では外国救助隊の活動が本格化し、行方不明者の捜索が続いています。
被災範囲が広い上、山岳地帯のため救助活動は難航しています。山中に点在する村や集落に通じる道は地震による土砂崩れや落石で寸断され、孤立しているところもあります。当局は行方不明者数を公表しておらず、被害の全容は見えていません。犠牲者はさらに増加する恐れがあります。
リビア大洪水、原因は? 記録的降雨の「地中海ハリケーン」が上陸
世界気象機関(WMO)などによると、リビアに豪雨をもたらしたのは「メディケーン(地中海ハリケーン)」と呼ばれる台風のような低気圧でした。 9月上旬にギリシャ西方のイオニア海で発生し、同国の気象当局によって「ストーム・ダニエル」と名付けられました。同国中部で24時間に750ミリという平年の1年半分の記録的な雨を降らせ、トルコ、ブルガリアと合わせた3カ国で少なくとも27人の死者を出しました。
その後、海水温の高い東地中海を南下しながら力を強め、10日に最大勢力になってリビアに上陸しました。風速は毎秒20メートル程度で、11日の朝までに最も多い所で24時間に400ミリを超す雨を降らせたといいます。リビア東部を襲った大洪水は、1万人以上の行方不明者を出したとみられています。
7月末には、ハワイの山火事が報道されました。地球規模の(グローバルな)視点で見ていくと、地球温暖化が間違いなく異常気象を引き起こしていると思います。カーボンニュートラル(脱炭素)に真剣に取り組んでいかなければならない時期に来ているのではないでしょうか。
私事になりますが、石油ファンヒーターは化石燃料(灯油)を燃やして新たに二酸化酸素を排出します。それに比べて薪ストーブ(設置は、南砺市の場合補助金の対象)に用いる薪は、もともと樹木が光合成で取り入れた二酸化炭素を燃焼によって自然界に戻すだけだと教えてもらいました。また、我が家が所有している山林は老木ばかりで、光合成はあまりしなくなりました。これを伐採して薪に変える等して若木に植え変えるだけでも活発に光合成をするそうです。こんな小さなことの積み重ねが大切かなと最近考えています。