市議赤池伸彦氏 ご冥福を祈る! 7/14 421号
- 公開日
- 2023/07/14
- 更新日
- 2023/07/18
校長室
富山県内は12日夜に発生した線状降水帯が猛威を振るい、13日朝にかけて各地で記録的な大雨となりました。富山地方気象台によると、13日未明までの6時間降水量は富山166.5ミリ、砺波148.0ミリ、上市170.5ミリなどで、5地点で観測史上最大を記録したそうです。南砺市では住民に避難を呼び掛けていた市議赤池伸彦氏(65)が土砂崩れ現場から遺体で見つかりました。
南砺市砂子谷で犠牲になった赤池氏は、13日午前1時半ごろ、同市砂子谷と高窪の境にある渋江川が氾濫し、川沿いの道路が冠水。近くの住民と連絡が取れなくなっていることが分かり、自治会長と手分けして安否を確認するため車で向かったそうです。その後、赤池氏の家族が「どーん」と大きな音がしたことから、家の外を見たところ、川向かいの空き家が倒壊したことが分かったそうです。赤池氏は、その倒壊した空き家と川の法面に挟まれた形で犠牲になられました。
赤池氏は、4期目の市議を務められていた方で私の住む広瀬地区と地元の南蟹谷地区の選出議員でした。地域のために頑張る人で、いつも優しい笑顔で地域住民に接しておられました。毎年、在所で行う初寄り合いには、必ず夫婦で公民館に挨拶に来られ市政の情勢報告をされたり各地域の要望を熱心に聞き取ったりしておられました。私が自治会長をしていた時には、ずいぶん熱心に地域の要望を聞き、叶えていただきました。地域からどんな厳しい意見が出されても、いつも誠意と笑顔で答えておられる方でした。
12日の23時頃我が家で、大雨で命の危険を感じた私は2人の息子にラインをしました。川の氾濫と金沢—福光線の道路のがけ崩れが心配になり、金沢の会社に通う長男はもしかしたら帰宅途中でないかなと思ったこと。また、金沢に住む次男は川の氾濫の被害が心配だったことから外出しないよう注意を喚起しました。
地域を気遣う中起こった悲劇で犠牲になられた市議赤池伸彦さんのご冥福をお祈り申し上げます。